今日はブログで知り合いになった隣町のＮさんが我が家の音を聴きに来る日。うーん、どんな方かな？ 余り神経質な方で無いといいな。何せ私はがさつで無神経だから。(笑）音楽の聴き方もオーディオの鳴らし方もいい加減だし。こんな酷い使い方をしているのですかなどと言われたらどうしよう。ドキドキ･･･。
そして予定時間のきっちり午後2時にチャイムが鳴った。あー、時間厳守の人だなあ。私とはエライ違いだ、やっぱりきっちりした性格の人みたい。弱ったなあ。オイラ、どっちかって言うと質より量みたいな人間だし･･･。(笑）あ、ハイハイ、どうぞお上がり下さい。あんらー、スリッパ履かないで来ちゃったの。駄目だよ、ウチでスリッパ履かないと靴下汚れても知らないから。(アホ！）え、お土産？ そ、そんな、気を使って戴いて。悪いなあ、手ぶらで来て戴いて良かったのに。でもこの次もお忘れ無く。（アホ、アホ！）うーん、この方はきっといい人です。間違い有りません、私が保証致します。（土産貰うとすぐコロッと評価を変えるんだから）
アンプの火はもう1時間半前から入れてあるから準備は万端。でもその前に私がくっちゃベってばかりいたから、呆れかえられたのではないかしら？ んでまずバックハウス演奏する所のブラームスの小品からお聴き戴く。まあ、まずは無難な出だしでしょう。ふふふ、始めは処女の如くで後で強烈な奴をぶちかましてくれん。（悪趣味だあ）
その後エレクトロ・ヴォイスのSP15Bのスピーカーやタンノイ・オートグラフなどをクラシックの盤を中心に聴いて貰う。オートグラフは初めて聴かれるそうだが、気に入って貰えたかな？ ここでジャズの盤も聴きたいという事なので掛けると、うっかりオートグラフで再生してしまったが、オートグラフでもジャズは聴けるでしょうと窺ったら同意されたが、アルテックに切り替えた途端、ああ、やはりジャズはアルテックですねと言う感想を漏らされた。そうです。全然音の立ち上がりが違います。音の速さと言う事にご納得なさったみたい。御理解戴くと嬉しいですね。
さて終盤、今度はウェスタンのスピーカーで聴いて戴く。ウェスタンと言っても我が家の正真正銘のウェスタンは555ドライバーだけで21Aホーンはレプリカ。低域の46cmフルレンジスピーカーはジェンセン製。アンプはウェスタンでは無く、ヨーさんに作って戴いた物。凡そウェスタンと呼ぶには恥ずかしい装置だが、その片鱗は窺えて貰ったのではないかと自負している。これで聴くSP盤は彼の想像を超える物らしく、大いに満足して戴いたのは有難かった。古い装置が奏でる音楽だが、良い音は世代を超えて分かり合える物だと実感した。
まあ、拙宅のこんな音でも喜んで戴いて、今後の参考にして戴けたら幸甚この上ない。もう私達の世代で終わりかと思っていたオーディオの趣味がこう言った若い世代に引き継がれる事は本当に有りがたい事だ。まだまだ今の若者達にも大いに期待が持てますよ。
まあ、こうやって気持ちよく音楽を聴いていると、オイラの場合直ぐ眠っちゃうんだよね。
