うちで午後「なんでも鑑定団」を見ているとチャイムが鳴ったので、出てみるとウーさんだった。玄関で新聞を広げ、そこに置かれたのはハタケシメジ数株で有った。
「あ? ハタケシメジ出たの? 何処で採ってきた? キノコの森じゃないよね。だってあそこ一昨日行ったばかりだもんね。」
そうするとウーさんは
「ほら、もう一ヶ所出る場所があったでしょ。そこよ」
と言う。
「うーん、やっと出たか。今年は遅かったなあ。それにしても俺を出し抜いて一人で取りに行ったのね。チョメ!」
「いやあ、雨が降った後だったし、午後から閑だったもんで。」
この人は毎年そんな事を言ってここの所私を出し抜いて初ハタケシメジを採ってくる。まあ、必ず私に寄付をして行ってくれるからまだ許せるけど。」(現金な奴)しかし今年は本当に遅かった。何か年々遅くなってくるようだ。オマケに収穫量は減ってくるし・・・。
しかしこれで漸くこちらもキノコ採りシーズンに入ったようだ。こうなると来週辺り遠くのお山も覗いてみなければならない。こちらも年々出が遅くなっているから、今年は10月に入ってからにしようかなどと思っていたのだが、ヨーさんなんか先週行って少しは採ってきたみたいだから、期待は持てる。車も車検が終わって帰ってくるようだから、台風が来て雨にならないうちに行って見る事にしますか。
ハタケシメジ君、やっと出てくれたのね。