すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

読みかけていた小説(長いです)

 えー、しきりに私がこのブログでパソコンを修理しただの、オーディオがアータラ、コータラだの述べている所から、私は電気に強い理系の人じゃ無いかと思われているフシが有りますが、とんでもない誤解でございますよ。見損なっちゃあいけません。(笑)

 

 アタシャこう見えても理数系は丸っきり苦手なんでございます。高校の時は常時赤点を戴いていたぐらいですから。(笑)おまけに手先は不器用と来ていますからアタシに物を作る依頼を間違ってもしちゃいけません。え、パソコンを現に修理出来るじゃ無いかですって?

 

 ああ、あれは理論も何も分かっていなくても、大して器用で無くとも誰でも出来ることなんです。ただアタシの場合経験を積んでいる。それと悪知恵が発達していることぐらいですかな。(笑)あと、それと多少英語が理解出来ることがまあパソコンをやるに当たって役に立ったって事ですかな。

 

 ともかく、だからパソコン修理は行き当たりばったり。結果オーライで済ませていますし、オーディオの場合はもう全て他力本願、アタシの周りの豪華な人脈のお陰でいい音を聴かせて戴いています。

 

 アー、そういう訳でアタシは元々文系なんです。第一オヤジ殿がそうだった。文才なんかはアタシより遙かに上で、短歌や何かも昔はひねっていたらしい。何より本が好きみたいだった。オヤジ殿は廃品回収業をやっていた関係で読みたい本はいくらでも手に入ったから、若い時より反って読書量が増えたんじゃ無いかと推測する。

 

 その遺伝子を受けたか、アタシも幼少の頃から漫画に熱中し、長じてからは読書に明け暮れた。しかし学生時代と違って社会に出ると純文学からは離れ、専ら大衆小説、推理小説などに嵌まるようになった。まあ、余り気むずかしく考えないでいいからでしょうね。本来は脳細胞が柔軟な若い時、哲学書や学問の本を読めば良かったのでしょうが、人間やはり楽な方に流れるのでしょうね。(笑)

 

 それでも有る年齢になると大衆小説といえど長編小説が読みたくなる。「三国志」だの「大菩薩峠」だの「富士に立つ影」だの、若い頃は読もうともしなかった小説を読めた事は良かったと思います。とにかくアタシは小説を読み始めると止まらなくなる性質らしく、結構一気呵成に読んでしまう所が有る。

 

 だからご飯を食べていても、テレビを付けていても、寝床に入っていても、とにかくひたすらに読んでしまうんですな。もっともその小説が面白くなけりゃあそこまでしませんが。(笑)

 

 え、中々本題が出て来ないなですって? ええい、慌てるでない。中国のエライ人言うたアル。「慌てる乞食は貰いが少ない。」(慌てなければもっと少ない――コラッ!)エー、コホン、失礼致しました。

 

 アー、だからそれほど好きな小説だったが、最近はオーディオ誌ばかりでほとんど読んでいません。で、昨年部屋を整理して片付けようかと思った本の中にまだ読んでないもの(純文学物)が有ったので、その縛ったままの本の束をそのままにして置いた。そして最近暇潰しにその中の一冊を手に取った。それは勿論件の純文学では無く、只の推理小説松本清張の「考える葉」と言う本だった。

 

 確かこれ読んだことが有るよなあと思いつつ読み始めた。最初は中々記憶が蘇って来なかったが、途中からハッキリと読んだ記憶が蘇ってきた。うん、確かに読んだよなあ。でも一体何年前に読んだのだっけ? 恐らく家を建て替えるずっと前だったような記憶がある。まあ、いいや、何十年前でも。(笑)

 

 読んだ本をまた読むのは馬鹿らしい気がする。特に推理小説の場合は尚更だ。だが今度の場合、確かに読んだ所は読んだ記憶があるのだが、その先筋がどうなって行くのか、皆目見当が付かなかった。

 

 しかも読んでいるうちに今度は読んだ記憶の無い所に来た。アレ? これはどうした事じゃ。読んだ筈じゃ無かったのか。だが記憶が蘇らない所を見ると、どうも昔この本を読んだ時、最後まで読まなかったんじゃ無いかという疑惑が生じてきた。まあ、あの頃は仕事で忙しかったし、本のつまみ食いはしょっちゅうやっていたから、読んだつもりで読みかけになっていたのかも知れない。そうだとすると捨てなかったのはラッキーだった。

 

 まあ終活も断捨離もいいけど、アタシみたいに往生際悪く大事に取って置くというのも悪くないですな。え、散々長く書いた割りには中身が無いだって? いいんです。暇潰しに書いてるんだし、そっちも暇潰しに読んでいるんでしょ。お付き合い戴いて御礼申し上げますわ、オホホ。(どうしてそこで急にオカマになるの?)

 

こうやってゴロゴロしながら本を読むのが最高ですな。

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