さて昨日公約したようにフーさんから送って戴いた栃木産の蕎麦粉を使って打ってみた。見たところポツポツと殻の一部が入っているようなので挽きぐるみ？と見まがうようだ、色もちょっと今迄と違って濃い。
一応年越し蕎麦の練習も兼ねて8人前打つ事にした。蕎麦鉢に蕎麦粉と繋ぎの小麦粉を８：２の割合で入れて水回しをする。でも粉が何だか暖かいなあ。まあ、尤も今迄は冷蔵庫に入れてある奴を使っていたのでそう感じるのかも知れない。これは届いたばかりで冷蔵庫に入れてなかったからなあ。（笑）
見た感じは悪くない蕎麦粉だが･･･。
ところが水を結構入れたのだが、何だかまだたりないような感じ。そこである程度攪拌したところで、2度目の加水。でもこれでもいつもよりしっとりして来ないようだ。で、とうとう用意していた水400mlを使い切る。今迄の蕎麦粉なら余るくらいなのだが･･･。まだこれでは水分が十分ではないと判断し、更に加えて錬る。
しかし、錬っていてもどうにも固い。う～む。この蕎麦粉はかなり乾燥していたみたいだ。しょうがないからまた追加の加水をする。何とかまあ錬られるようにはなったが、まだ気持ち固いようだ。しかし、お昼までに余り時間が無いから見切り発車だ。
丸延し、角出し、延ばしとどんどん作業を進める。しかし私には心配事が有った。それは水回しの初期の段階から十分に水を回していたのでは無く、錬りながら徐々に水を加えたから、粉の細部に十分水が行き渡ったか怪しいからだ。
ここまでは良かった。更に薄くのばそうとするのだが・・・・。
果たせるかな、薄く延ばし始めた段階で、二箇所程破れが出てしまった。あーあ、やっぱりなあ。この蕎麦粉はかなり乾燥していたので、時間を掛けて丹念に水分を入れてあげなければならなかったのだ。グシュン、予想が的中してしまっただよう。
破れが出てはもうこれ以上薄く出来ない。止むを得ず畳んで切りに入る。まあとんでもなく太い蕎麦になった訳じゃ無し。何とか食べられるでしょう。（いつもそれだ）はい、今回は3軒で食べるので3等分です。皆さーん、そういう訳でまた失敗しちまっただヨー。我慢して食べておくんなせえ。（いつまでも進歩のない人）
あーあ、今回も満足の行く出来では無かったなあ。（上達しない人だね）
それなのにお蕎麦をあげたヨーさんには美味しい赤卵とお饅頭を戴いてしまった。出来の悪い蕎麦と交換では甚だ申し訳ないなあ。えへへ、ではまた年越し蕎麦を持って来ますので、その時も一つ宜しくお願いします。（馬鹿、馬鹿！）
え、肝心の味はどうだったかって？ エー、これが見た目とは違って美味しかったですよ。色も今迄の物より濃いので田舎蕎麦風に見えます。蕎麦粉が乾燥してなけりゃあ、この蕎麦粉もいけるんですけどね。
