すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

また今日もオーディオネタです(恐縮)

 エー、今日もネタが無いのでオーディオネタです。興味が無い方はすっ飛ばして下さいませ。(笑)

 

 ここの所大分モノラルシステムから遠のいているので久し振りに鳴らしてやった。調子が悪くなっているかなと思ったが然に非ず。圧倒的な音の浸透力で流石Westernと思わせる音だったので安心した。アンプを替えてからは出力が小さくなったにも拘わらず、反って力感の有る音になった、これも低域の厚みが増したせいで有ろう。

 

 何よりも嬉しいのはモノラルシステムで常用しているフェアチャイルドの225Aがやっと真価を発揮してくれたことだ。以前のアンプでは低音不足だったため、やや高域がきつく感じられたが、今では誠に良いバランスで鳴っていて満足感一杯だ。

 

 ピアノの音は綺麗で抜けが良く、ヴォーカルを目をつぶって聴いていれば歌手がそこで歌っているかのように聞こえる。今日はアンドレ・プレヴィンのピアノ伴奏でドリス・デイの歌を聴いたが、彼女の口の動きさえ分かるような感じだった。いつもはアルテックのステレオシステムでかけているレコードだが、ここまで生々しく聞こえることは無かった。

 

 ウェンスタンのスピーカーにタブと俗に呼ばれるスピーカーが有る。18インチのジェンセンのフィールドスピーカーに後からWestern555ドライバーをねじ込んで貫通させ、そこに9セルのホーンを取り付けた物で、箱はさして大きくない。誠にスペースファクターが宜しい。嘗てはこれがオーディオ仲間のフーさんの所に有った。

 

 初めてフーさんの所へ訪れたその時は他の所へ行く途中だったので、聴いている時間が無かったのが今となっては残念だ。彼はその後タブは売り飛ばしてしまったので、とうとう私は聴かず仕舞いになった。(涙)しかし恐らくその音は私が今聴いている音よりも定位が良く、更に濃密な音で有ったろうと言うことは想像に難くない。

 

 ともあれ、それに近い音で聴けることは幸せなことだ。だがこんな昔のシステムが今の最新のシステムより音が生々しいとはどういう事だ。オーディオはある意味ちっとも進歩してないではないか。言ってみれば使い勝手が良くなっただけだ。

 

 もし私が生きている内にオーディオの機械を始末することが有ったとしてもこのシステムだけは残しておきたい。それにしてもどう言う縁があったか、我が家へお輿入れになったとは今もって不思議です。不思議な縁に感謝ですな。

 

それではついでにお聴き下さい、ドリス・デイで「Close Your Eyes」


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