この間は1年ぶりに茨城のフーさん宅へ押しかけて久々にフーさんちの音を聴いた。相変わらずのいい音で耳の保養になった。中でも今回はJBLの375ドライバーの聞き比べが面白かった。裏蓋の真っ平らな後期型とウエストレックス時代のT530Aの型番との比較である。私には圧倒的にウェストレックス時代の物が良かった。圧倒的なエネルギー感。弾けるような立ち上がりの良さ。古い振動板なのにどうしてこんな音が出る? まあそこがオーディオの面白い所で有ろう。とにかく4インチ振動板の出す音のエネルギーは流石と思わせる物があった。さすがウェスタン594ドライバーの系譜である。
音をじっくり聞いた後はお腹が減る。午後からの再戦に備えてまずは腹ごしらえです。
ここのお店の売り物「茶そば」です。向こうのお蕎麦はどこも美味しいですね。
2軒目のお店は最初のお店と違って何やら喫茶店風。でも中はしっかりお蕎麦屋さんでした。
今度は常陸秋蕎麦のお店です。ここではイカの天麩羅も添えて食べました。お陰でお腹一杯。午後にまた聴く前にしばしお昼寝です。(笑)
フーさんはプリアンプにこのカウンターポイントのSA-3000を使っています。
一体スピーカーは何組あるんだ?メインのスピーカーは立松音工製のホーン+JBL375ドライバー、低域は150-4Cの後継と目されるJBL K-145をダブルで個人製作のマルチスリットバスレフ箱に入れている。
T-530A+ALTEC31Aホーン。こんな小さなホーンなのに立松音工製のホーンに負けない音がした。
フェアチャイルドのギアドライブプレイヤー。こんな物を使っている人は最早相当な重病人である。アームは東京サウンドやダイナベクター製など。
やっぱりプレイヤーはEMTの927なんだよね。音が早くて静かで申し分なし。その代わりレコードの音質の差や組み合わせる機械の善し悪しもハッキリ出します。
前回も紹介したAMPEXの管球アンプ。相変わらずいい音です。
裏側はこうなっています。圧巻ですね。こんなの重くて一人じゃ持てないよ。(笑)
先ほどのT-530Aの裏蓋のネジの所です。開けて改造されないように蝋で封印し、ランシングの刻印が押してあります。
EMT927が2台並んでいる~。う~む、何と言う異常な風景じゃ。
これはアルテックの802Dドライバーを1005ホーンにつけた物。下の箱にはどのウーファーを入れてるか忘れちまったぜ。
こんな珍しい形をしたホーンも転がっている。
P&Cの倉島俊明氏の開発した大型三極管「壱號發振電球」(左)右は整流管かな?
とにかくこんなのが床に転がっているんだから怖くておちおち歩き回れない。(笑)
倉庫の中はどこもかしこも在庫の山です。
もうこれだけ有ると簡単には目的の物は見つけられない。(笑)
RCAの大型マルチセルラホーン。もうお宝なんだか粗大ゴミなんだか訳が分からない。(笑)
とにかくオーディオファンにとっては見た事の無い珍しい物があちこちにあって退屈しない。でもこれを片付けるのも中々大変ですよ。アタシャ持たざる者で良かったわい。今回も耳のリフレッシュをして帰宅しました。フーさん、有り難うね。