すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

節電?

 ここへ来て全国的に猛烈な厚さのため、政府は国民に節電を呼びかけ、節電をすれば節電ポイントを与えるというまたばかげた策を打ち出している。一方で高齢者は熱中症になるといけないからこまめに水分を摂ったり、エアコンを効果的に使えという。エー、オイラなんぞ熱中症になるのは嫌だからガンガンエアコンを効かせてるぞよ。

 

 そもそも今になって節電なんてちゃんちゃんらおかしいわい。東日本大震災が起こる前は夜間電力が勿体ないからそれ使え、やれ使え、オール電化は如何どす?などと盛んに電気を使わせようとしていたのに。それに乗せられて我が家はソーラー・パネルを上げ、オール電化にした。そして電気代は年間2万円程で済んでいたのだが、震災が起こるや否や電気代は高騰し、今に至っている。これじゃオール電化で無くとも良かった?

 

 まあ大分ボケてきたのでガスだと危ないと言う事も有り、オール電化にしたんだけどこんなに電気料が上がるとは思わなかった。大体ロシア原油の輸入が止まったくらいで電気料金を上げざるを得ないなんて、そもそも震災以降何も発電力を上げる事をサボっていたためだろう。あれから11年余り。いくらでも太陽光発電風力発電地熱発電など増やす気になればいくらでも増やせたはずだ。それが何もしてこないで電気が足りないから節電してくれとは余りにお粗末としか言いようが無い。

 

 これはハッキリ言って原発を動かしたいためだと思う。もし小規模発電が増え電力が足りるようになれば従来言ってきたベースロード電源として原発が必要だと言ってきた事が嘘になるからだ。では電力会社は何故原発を動かしたいのか。それは大手電力会社が電力の大部分を賄っているから、容易に電気料の値上げが出来、またそれを維持出来る。日本の電力料金は世界の先進国と比べても飛び抜けて高い。それを維持するためには小規模発電業者の参入を許さない事だ。

 

 原発や火力の大発電所となれば小さな電力会社は建設出来ない。しかも原発などは補助金も有る。美味しいのだ。この高料金を維持するために自然エネルギーを使った発電などが普及しては困るのだ。国が例えば太陽光発電風力発電などにもっと補助金を出すように努めたらもっとそれらは普及するだろう。

 

 普及すればする程それらは製造コストも下がるし、発電能力も上がってくる。相当数の家がこれらの自然電力を起こすようになれば、夏や冬に節電してくれと頼む必要は無くなってくるはずだ。それを未だに原発を再稼働したいが故に自然エネルギー発電の普及には及び腰になっている。呆れた物だ。

 

 我が柏崎市原子力発電所はもうずっと長い事発電しないでいる。もっと早くに原発を止めて他の自然エネルギーを使った発電に取り組んでいればどれほどの電力が生み出された事か。政府は節電してくれと頼む前にこの状態を長く放置してきた自らの失政を大いに反省すべきでは無いか。