すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オーディオ雑誌

 新しくオーディオ機器を購入する際に参考にするのがオーディオ雑誌だ。嘗ては私も何誌か購読していた。しかしCDが出るに及んで途端に興味が薄らぎ、買うのを止めて今では古本か友人から見せて貰うか、たまにネットで購入するくらいだ。

 

 今の私が使っている機器はもはや現在販売してない製品ばかりだから、勢いそれらのことが書いてあるオーディオ誌しか読まない。昔はそれこそ飽きもせず憧れの製品について書いてある記事を熱心に読んだものだ。

 

 しかし幾ら記事を読んだところで音が出て来る訳も無し。やはりその機器が置いてあるオーディオ屋さんや電器屋さんに行って聞いた物だ。そして店員さんに洗脳されて帰ってくる。(笑)地方においては中々色んな機器を聞く機会に恵まれていないから、どうしてもお耳の方は貧弱だ。本当に良い音とはどんな音か、その頃は全く分かっていなかったのである。

 

 ただ雑誌に書いてある評判がいいから恐らくいいのだろうと考え、大してよく分かりもせず購入していたような気がする。(笑)まあ、オーディオ雑誌には推薦品の紹介はあっても、間違ってもこの製品は駄目な製品だとかは絶対書いてない。メーカーは新しい製品が売れて貰わなければならないから、評論家先生には新製品紹介の頁で大いに誉めて貰う。こちらは新しい方式だとか、この点が進歩したなどと書かれていれば、どうしても新しい機器に目が行ってしまう。

 

 しかし長年やっていると必ずしも新製品が優れているとは限らないと言うことが分かるし、評論家先生の本音や機器の本当の善し悪しが分かってくる。こうなるともうオーディオ雑誌に騙されることは少なくなってくる。(笑)結局最後は自分の耳を進化させ、本当に自分の好みに合った機器を選ぶようになる。ここに至るまでどれほど散財したことか。(笑)

 

 結局オーディオ雑誌はまあ広告を見ていると思えば宜しいと言うことですね。さりとてオーディオ雑誌が無ければどんな製品があるのかも分からないから、やはり必要なものです。そしてよく読んでみると案外真実が書かれているのです。それを見逃してはならない。オーディオ雑誌に書かれてあることを実践したりして体験を増やし、己の耳を肥えさせる。まあ、そうやって進歩して行くのでしょうね。