Hさんに誘われて長岡市にあるリリック・ホールで行われたマンドリン・コンサートに行って来た。強く冷たい雨が降る中大勢の人達が詰めかけた。客席700席のうち500席以上は埋まった物と思われた。コロナ禍でこの2年間開催出来なかったので、みなそれだけに聴きたいと思う人が多かったのだろう。
演奏は長岡マンドリンアンサンブル。メンバーの方の中には結構高齢の方もいらっしゃったから、恐らく相当長く続いている会なのだろう。それだけに演奏が楽しみだった。
司会の方の軽妙な話術で会場は始終にこやかな雰囲気に包まれ、また進行も大変スムーズでこの方はプロの司会もかくやと言う程上手かった。花丸ですね。(笑)演奏はまず映画音楽の「ひまわり」から始まって「長崎の鐘」や「Black Rain」などロシアのウクライナ侵攻に対して平和を願う曲が演奏され、興味深かった。
全体に聴きやすい曲が多く良かったのだが、少し音量が小さく、些か迫力不足だったのが惜しまれる。電気を通さない自然な音を重視するのは良いが、それも程度問題であろう。これだけの人数の人が演奏しているにも拘わらず力感に乏しいのは残念だった。
ベースとコンサートマスターの方達辺りの高音と僅かにギターの方達の音が聞こえてきたに過ぎなく、中央に陣取って演奏している方達の音が聞こえてこなかったのはどう言う訳か。反射板を用いている割りに音が小さいのはさしてこの反射板が効いてないので有ろう。やはり次回からはPAを使用しても良いのではないかと思った次第である。折角演奏が良かっただけに勿体無かった。
第二部は第一部と違って組曲などの演奏が行われたが中々良かった。そしてアンコール曲には明大マンドリンクラブの演奏会の如く古賀政男の「丘を越えて」が演奏され、会場に来ていた年配の方達を大いに喜ばせた。雨の中出掛けてきた甲斐が有ったというものではないだろうか。
とにかくやっと普通の日常が戻ってきたような感がある。コロナに感染しないようにこれからも注意して行く必要は有るが、積極的にこう言った催し物に出掛けてみたい物だと思いました。