すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

まずは道具揃えでしょ

 お昼にテレビで「世界!ニッポン行きたい人応援団SP」なんて番組をやっていたので見ていたらお蕎麦好きなフランス人の男性が出ていた。蕎麦と来ちゃ見ない訳には行かないが、途中から見ていたので何でこの男性が蕎麦好きになったのかは知らない。だがお蕎麦好きが高じて自分でもやってみたくなって打つようになったんだろう。

 

 しかし奥さんに言わせると今迄満足に打てた例しはないと言うことで、いつもぼそぼそした太い切れ切れの蕎麦でちっとも美味しくないとのこと。だが友人のお客さんに振る舞ったのを見ると結構美味しいと言ってくれてるみたい? アタシャこれ見てフランス人の味覚を疑ったね。(笑)

 

 しかしオイラが打つ所を見ているととてもじゃないが蕎麦打ちかと言いたくなるような打ち方をしている。ええ、アタシだってお世辞にも上手いとは言えませんが、あそこまで酷くは無いですよ。(笑)良くあの程度で蕎麦を打つ気になったもんだ。

 

 テレビ局の計らいで深大寺蕎麦の一休庵さんが教えてくれる段取りになった。まあ、アタシに言わせればまだこんな上手い人に教わる段階じゃ無いんだけどね。それはともかくコロナ禍で来日できなかったのでビデオに収め、本国フランスでご覧に入れたら、かなり自分のやり方が違っていたことに納得されたようだ。

 

 まあ、それでもそれまでよりは幾分ましにはなったが、いくら何でもそれで本人も奥さんも納得されたんでは困りますよ。第一使っている道具が駄目。蕎麦粉を偶々貰ったから打つのならともかく、しょっちゅう打つのなら道具くらい揃えなければ駄目でしょうが。底の浅い、口の狭いボウルに粉を入れ窮屈そうに水回しをしている。練り方もモタモタしているから蕎麦粉が乾いてしまうがな。伸ばしは骨付き肉みたいな短いのし棒でのしている。こんな棒で手だけ猫手みたいな格好で打てる訳無いでしょ。そして駒板は無いし、包丁も普通の菜ッ切り包丁みたいな奴を使っている。

 

 何事も素人は形から入らなければならないから、まずは道具揃えが先だと思うよ、ウン。そして何も深大寺蕎麦の名人なんかの実演を見るよりもネットに出ている初心向けの打ち方のビデオを見る方が余程参考になると思う。この外人さんはそんなことも調べなかったのかねえ。勉強不足も甚だしい。(笑)

 

 とは言え日本食の定番、蕎麦を好きになってくれたのは非常に嬉しい。精々頑張って美味しいお蕎麦を奥さんに食べさせてやって欲しい。

 

何事もまず形からだと思うよ、ウン。