散歩に出て後5分もしないうちに家に到着するという所で町内のYさんに出会った。彼女は自転車で来ていたのだがサングラスとマスクをしていたので、私の前に立ちはだかった時は一瞬誰かと思ったが、声で何とか分かった。
どうもコミセンへ行って来た帰りのようであれこれ私に語りかける。エー、どうしよう、弱ったなあ。彼女は喋り出すと止まらないんだよね。案の定
「今日はいつもと違った道を通ってきたら新しい家が増えていて驚いた。すかんぴんさんの家も大きくて驚いた。一人暮らしなのに」
と仰る。エー、一人暮らしだから必ずしも小さくていい訳では無いのでありまして、まあそれ相当の理由があって今のこのサイズになったのですよ。余計なお世話というもんですな。(笑)
「もうすかんぴんさんは山はやらなくなったんでしょ。何が今は趣味なんですか?」
エー、道端で人をとっ捕まえて人の趣味なんて訊かなくてもいいと思うんだけど、まあ余りつっけんどんにしても悪いから適当に答えておいた。そうするとまたそれについて色々と質問してくる。苦手だなあ、この人。(笑) 第一自分のことは何も言わないで、こちらのことばかり根掘り葉掘り訊いてくる。あんたは興信所の探偵さんかい。
結局15分ばかりおしゃべりの相手をさせられてしまった。あのね、おいらは早く家へ帰ってゴロゴロ(マッサージ機)に掛かりたいの。いい加減解放して。アー、話が長くなったからこの辺でと言って適当にうっちゃってきたが困った人だね、ホント。
う~む、今度は散歩をしていても彼女に見つからないようにこちらも変そうでもして行くか。とんだ井戸端会議になりました。