夕食後テレビ番組は余り面白い物が無かったので、久々にメインシステムの火を入れた。たまには余り聞いてないヴォーカルでも聴くかと思い、キティ・カレンのレコードを取り出してターンテーブルに載せる。中々小粋なジャケットなので期待して聴いたのだが大外れ。ライナー・ノーツの解説とは裏腹にちっとも面白くない。
これでも色んな楽団の専属歌手だったのかと呆れるくらいだ。聴いていると少し音程が外れる?様な所も有って益々面白くない。レコード片面を聴いた所で我慢出来ず、本日はこれまでと早々とアンプのスイッチを切った。
どうも私はジャズもヴォーカルから入ったようなものもだからヴォーカルには些か辛口だ。だからどうしても聴く時は歌の上手い歌手が頻繁にターンテーブルに載るし、同じ盤をしつこく聴く事になる。ヴォーカル・レコードだけでおそらく500枚は有るだろう。でも聴いて満足の行くのはそのうち1割も有るかどうか。
あとは私に言わせれば駄盤で有る。どんなに評論家先生方が誉めようとも、これは好き嫌いだからしょうがない。(笑) え、じゃあお前が好きな歌手は誰だって? そうですなあ、まあ、ビリーは別格として御三家(エラ、サラ、カーメン)にクリス・コナー、ペギー・リー、ドリス・デイ、リー・ワイリー、ダイナ・ショア、イーディ・ゴーメ、ニーナ・シモン、ルイ・アームストロングと言った所か。アタシャあんまりアニタ・オディは好きじゃ無いのよね。(笑)
まあ、評論家先生方に騙されてどれほど駄盤を掴んだ事か。(涙)尤もヴォーカルばかりは好き嫌いだから、先生方だって騙すつもりで推薦している訳では無いのは分かるけど。(笑) エー、だからヴォーカルは何もジャズで無くてもいいんです。懐かしの60年代ポップス。アタシャ、ここから音楽の世界に入ったとですよ。当時はまだ小学生。その頃は和製ポップスなんて無いから、外国の曲に日本語の歌詞を付けて皆歌っていましたな。
私が良く聴いていたテレビ番組はNHKで毎週夜の10時頃から有った「夢であいましょう」だ。「皆様、今晩は。中島弘子でございます」と司会の挨拶で始まるのが定番だった。決して上手な司会者では無いのだが、変に品が有ったのが良かった。(笑)まあ、お嬢様然としていた所が良かったのか。(笑)
とにかく私は歳の割にはませていたのだろう。世の子供達がとっくに眠りにつく頃に眠たい目をこすりながら必死にこの番組を見ていたので有る。ザ・ピーナッツ、渥美清、田辺靖雄、九重祐美子、弘田三枝子、デューク・エイセス、ジェリー藤尾、坂本九、中村八大、永六輔、梓みちよ、黒柳徹子と言った後になってみれば大御所になる歌手達が出演していたので有る。私はここでアメリカン・ポップスのリズムとメロディーに洗脳されたのだった。
二十歳代には英会話に熱中していたから、尚更英語の歌には敏感になっていて、当時のヒット曲を良くエアチェックしていた物だった。こんなだからヴォーカルの出来不出来には厳しくなるのが当たり前だろう。最近はアメリカも日本もこれと言ったヒット曲が無く、つまらなくなった。だから益々同じ盤がターンテーブルに載るばかりです。(涙)
オイラの音楽歴は60年代ポップスから始まる
