長らく使っていたトランジスターのプリアンプだが、真空管プリにしてからはお休み頂いている。この間に今バッテリー式となっているのを交流でも使えるようにしてあげるとヨーさんに言われたので、この間から改良に入って貰っていた。
それが完成したようなので本日取りに伺った。バッテリー、交流、どちらでも使えるが、ほとんど差は無いとの事。ならば交流で使っていようっと。充電する面倒が無いもん。それにヨーさんに言わせると内蔵充電池もかなり長く使っているので些か劣化しているかも知れないので、余計さが少ないだろうと仰っていた。
まあ、交流の方が使いやすいのでほとんど直流は出番が無いと思うが、それでも両方使えるのはありがたい。そして今迄はMM、MCカートリッジをスイッチで切り替えていたが、それもしないで良くなったのは有り難い。ゲインの差のみだからボリュームの位置が違うだけだ。
何よりもこのトランジスタープリは小型化しているので、場所を取らないのが良い。
このためこのプリの後ろ側にあるモノラル管球プリアンプのボリュームが隠れないので助かる。管球プリはケースが大きかったから、このモノラルアンプのボリュームを回す時はいちいち前の管球プリを動かして操作しなければならなかったからだ・
ところでヨーさんが言うにはついでにオペアンプも2個替えたとの事。オペアンプも古くなると劣化すると言うが、このアンプはまだ最近替えたばかりだからいいだろうと思っていたのだが・・・。
試聴してみると何と管球プリとほとんど差が無い。今迄と違って音が薄く感じたり、一本調子にはなったりしない。更に以前は出なかった力感が出るようになった。なんじゃい、してみると管球アンプとトランジスターアンプの違いと思っていたのが、実はほとんど内蔵オペアンプの違いだったのだ。あんらまあ。(笑)
まあ、それでも少しは違いはあるが、差が無いと行っても言い過ぎでは無い。う~む、当分はこちらを使ってゆく事になりそうだ。さてここからは試聴レポートです。
試聴機器は以下の通りです。
トーンアーム オルトフォン RMG309 グレイ オイルダンプアームロングタイプ
カートリッジ MM型 エラックSTS240 MC型 デンオン DL-103
パワーアンプ 低域 アルテック1570B×2、中域 IPC AM1026×2
高域 ヨーさん作WE349PP×2
スピーカー 低域 アルテック515×2 中域 JBL375フィールド型+タテマツ音工カールホーン
高域 Western596レプリカ
スピーカー・ボックス アルテック815レプリカ
チャンネルデバイダー RAMSA WZ-DM30×2
以上のラインナップで試聴しました。
まずはカートリッジMM型から。
低域は以前より増して力強さもある。音が前に出るし馬力感もある。しかしいつも感じている事だが、やはりMM型は少し賑やかと言うか騒がしい気がする。まあ、そんなに気になるほどでは無いのだが。このためやや音像も大きくなるような感じなのだ。だがジャズなどを聴くにはこのカートリッジが合っているようにも思う人がいてもおかしくない。
MC型の103だが、こちらは少し低域は出ないが音は静かだ。音はやや細身の感じがしないでも無いがスッキリしていて、聞いていて気持ちがいい。音像もしっかり締まっていていい。やはり私はMC派なのかもしれない。こちらの方が聞いていて落ち着く。
とにかく以前感じていたトランジスタープリの不満がほとんど解消出来た事は良かった。管球式、トランジスター式のどちらをメインにするかは今後の聞き込み次第だが、私の心は大いにこのトランジスター・プリに引きつけられている。
改良トランジスター・プリはスペースファクターが宜しい。

試聴には以下の2枚を使いました。この他「ヘレン・メリル ウィズ クリフォードブラウン」も。
