我家のオーディオ顧問のＹさんが新しいモノラルアンプを作って持って来てくれた。かねてから私が要望していた物で以前の物は次の点で不満があった。
1. 高域が歪んでいるのか耳当たりがきつい。
2. 音が以前の家で鳴らしていた時よりも前に出ないようだ。
3. 前に出ない分音に拡がりが無いし、スピーカーに音がへばりついている。
4. 低域の出方が悪い。
とまあこんな具合だった。それでＫさんのモノラルアンプ（オペアンプ使用でこれもＹさん製作）を借りて使っていた。こちらの方が音の抜けが良い。しかしこれでも昔聴いていたような感じではなっていない。まだステレオの音に負けている。それで新しいアンプに期待していたのだ。結果は前記4項目がすべて解消された鳴りっぷりだ。これならステレオ装置に負けはしない。ただジャズに関しては申し分ないがクラッシックはやはりしなやかさが足りないようだ。まあそれは使っているスピーカーの関係もあるのでしょうがないかも知れないのだが・・・私は7割方ジャズのレコードを聴くのでまずは問題ないと言える。ともかくこれでまたモノラルレコードを聴く楽しみが増えた。Ｙさんにはいつもながら感謝している。さあこれでジャズ再生に関してはそんじょそこららの物とは比べものになりませんよ。ご用とお急ぎで無い方は立ち寄って聴いていって下さいな。できれば珍しいジャズのレコードかなんか持って来てくれるとなお有り難いですが。
写真：珍しいイギリス製の三極管を使用したモノラルプリメインアンプ
（プリアンプ部はオペアンプ使用）
