すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オラは死んじまっただー(2度目の鹿島槍ヶ岳登山)その1

 家庭教師をやっていた時の教え子Nさんとお互いのブログを見つけた事から、そのうち一緒に山に行こうという事になり、この度実現の運びとなった。彼は私より8歳年下で、来年還暦を迎える。しかし彼は長岡の勤労者山岳会に所属しており、毎月の様に山へ行っている。対して私は今年は3月以降全然山へ行ってない。しかも所属するランニング・クラブの笹が峰練習会で9k歩いただけで、翌日は筋肉痛になった。不安だべ。(笑)

 

 今回のお山は鹿島槍ヶ岳後立山連峰の盟主とでも言う山だ。実はこの山は14年前にも登っていて、その時は日帰りで行って来た。登山口の扇沢から登り、途中の爺ヶ岳南峰、中央峰、布引岳、を経由して、5時間で鹿島槍ヶ岳の頂上に立った。ついでに北峰も制覇して11時に帰路につき、3時半頃には扇沢に下山している。今から考えると驚異的なペースで田中陽希並みだ。まあ、あの頃はまだ若かったし、走ってもいたからなあ。それに比べると今はな~んにもやってない。でも5年前にも登っているし、ま、何とかなるだろうと言う気持ちは有った。

 

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駐車場に何とか車を駐め、登山届けを出して、いざ出発じゃあ。

 

 登山口の扇沢を8時50分に出発。今回は冷池山荘に泊まるから、種池山荘辺りか爺ヶ岳南峰辺りでお昼になるかと考えていた。しかし歩き出すと直ぐに汗が噴き出した。今日も暑くなる様だし、こんな遅い時間帯から登った事は無かったので、些か調子が狂ったのかも知れない。教え子の前でいい所を見せようという気は無かったのだが、久し振りに自分のペースで歩けると思い、少しペースが上がったのかも?

 

 だいぶ呼吸が荒くなったので、30分ほど歩いた所で休憩し、Nさんにもうちょっとペースを落とすと願い出る。14年前は種池山荘までノン・ストップで歩いたのに、我ながら情けない。

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樹林の間から眼下の黒部第4ダムの入り口となる扇沢ターミナルと針ノ木岳方面が見える。

 

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夏の花の盛りは終わったかも知れないが、それでも色んな花が目を楽しませてくれる。

これはギボウシ

 

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岩小屋沢岳方面と扇沢。沢にはまだ雪渓が残る。14年前はここでスキーを楽しんでいる人に出会って、驚いたものだ。

 

ペースを落としてからは比較的楽になったが、歩くのが遅くなったなと、熟々感じた。やがて「一枚岩」と書かれた標識のちょっと前に、突然右膝やや上左内側辺りに痙攣が来た。「あ、何で?」と思ったが、そのまま歩いて一枚岩の看板の所でどうにも我慢出来なくなった。まだ柏原新道の中間地点で有る。果たしてこの先の長丁場を冷池山荘まで歩いて行けるのか? とにかくNさんには種池山荘で待っていてくれとお願いして、先に行って貰った。

 

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ここで右足が痙攣して動けなくなる。無理をして歩いたら、今度は左足まで痙攣してきた。やばいべー。ど、どないひょ?

 

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ただ一つだけ残っていたエンレイソウ

 

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ハクサンフウロ。足が痙攣していても、しっかりお花の写真は撮るんでゲスよ。

 

 歩いたり休んだりしながら前進する。「石畳」「石ベンチ」「ガラ場」「富士見坂」「鉄砲坂」の地点を通過して、種池山荘までもうちょっとの所まで来た。途中で団体で登っているメンバーの有る女性の方が、寝転んでいる私を見かねて、痙攣止めの漢方薬を恵んでくれた。たぶん津村の「コムラケア」みたいな物だと思うが。この時はその女性の方が観音様の様に見えた。(涙)

 

ハア~、や、やっと着いた。と言ってもまだ種池山荘だけど。到着時刻13時50分。何とここまでで5時間も掛かってる~。14年前なら、もう鹿島槍ヶ岳の頂上に立っているぜ。落ちぶれた物よのう。(落涙)Nさん、さぞかしろくろっ首になった事でしょう。(笑)もうNさんはとっくに昼食を済ませていて私を待っていてくれた。冷池山荘には午後3時までに入りたかったが、少し遅れそうだ。止むを得ない。Nさんに先に行って貰って宿で手続きしてくれる様頼んだ。Nさんは無理をしないで引き返しませんかと言ってくれたが、折角私が誘って、Nさんは楽しみにしていたのに、素晴らしい風景を拝まずして撤退は私としても心残りだ。何としても冷池山荘には辿り着きたい。この好天を無駄にしたくない。明後日からは雨になる。

 

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やっと辿り着いた種池山荘。後に爺ヶ岳南峰が聳える。

 

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時折ガスが掛かり、その姿を現したり、消したりの爺ヶ岳南峰だが、普段なら30分で登れるんだが、この体たらくでは1時間以上掛かりそう。

 

 急いで昼食を摂り、爺ヶ岳へ向かう。今迄山で痙攣した経験は無いので、果たして行けるかどうかは分からないが、冷池山荘で一泊して休めば、明日は回復するかも知れないと言う一縷の望みで、カタツムリの如く前進する。しかし、そうは言っても痙攣は益々酷くなり、歩いたり、直ぐに休んだりを繰り返す有様になった。

 

 と、そこへ一人の若い男性が(と言っても私に比べればだが)通りかかり、私に大丈夫ですかと話しかけてきた。足が痙攣して動けませんと言うと、どちらまで今日は行くのかと尋ねてきた。冷池山荘までだと答えると、今日は汗をかきましたかと訊かれた。最初に私としてはもの凄く汗をかいたと答えたら、

 「ああ、それは塩分が出たから、足がつったんです。え、誰かから漢方薬を貰って飲んでも効かない?じゃあ、これがいいですよ。」

彼はそう言って私に錠剤を3粒ほどくれた。カリウムみたいなものだそうで、飲めば直ぐに効いてくるとの事。有り難や、この時私には彼が皮を剥かれて丸裸になっているウサギを見かねて、手を差し伸べてくれた大黒様の様に見えた。山男はとっても親切なのです。でも私もこれに懲りてこれからは、足がつった時の用意をしていなければならないなと痛感した。

 

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種池山荘から少し行った所ではお花が咲き乱れていた。残念ながらチングルマやコバイケソウは終わっていたが、ハクサンフウロヤマハハコ、この黄色い花(何だろうな?)がまだ有った。

 

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岩場地帯に来ると俄然このトウヤクリンドウが出始める。

 

 薬を戴いたお陰か、それまでよりか幾分増しになって、何とか歩き続けられた。しかし最早爺ヶ岳山頂を目指す気力も時間も無い。どうせ爺ヶ岳へは何度も来ているので未練は無い。山頂を迂回する道を選び、そのまま冷池山荘を目指す。もう山小屋に入る予定の午後3時を回っていた。

 

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爺ヶ岳山頂へは行かなくて、そのまま冷池山荘を目指す。漸く下りになったので、幾分か歩くに楽になった。振り返ると爺ヶ岳南峰の堂々とした姿が迫力だ。

 

 冷他山荘への道は基本は下りなのだが、それでも幾分かのアップダウンは有る。その度に私の歩みは遅くなる。周りはガスに包まれてはいるが方角は分かる。ひたすら山荘へ向かう。

 

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爺ヶ岳は三つの頂が有るが、どうも北峰へ行く道がない様だ。これは中央峰。爺ヶ岳最高点の有る処だ。カップルが下りてくるのが見える。

 

 やっと冷池乗越しに来た。ここは赤岩尾根へ下る道と爺ヶ岳へ向かう道、更に冷池山荘や鹿島槍ヶ岳を目指す道の分岐点である。晴れていればここからも立山剱岳の雄姿が見えるはずなのだが・・・・。

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やっと冷池乗越しに着く。山荘へはもうちょいなのだが・・・・・。見えてて中々辿り着かない。

 

 その先を歩いていると、2.3人のグループに出逢う。下から上がってきた様だ。山荘は後どれ位かと尋ねるとほんのもうチョイ先だと言う。それを聞くと幾分元気が出た。だがいつもの達者な時と今日の様な与太っている時の足取りとでは比べものにならない。私はこの先30分以上も歩く羽目になるのだった。

 

 漸く山荘手前の道まで来た。だがそこから山荘までが登りになっていて、足が疲れ切っている私は中々そこを登るのが容易ではない。何度も休み休みして、やっとの思いで山荘玄関へ転げ込んだ。時刻は丁度午後5時。今しも夕暮れになろうかと行く時刻で有る。そして事実夕食の第1回目が始まらんとしていた。Nさんは義理堅く玄関ホールで私を待っていてくれた。疲労で声も碌に出ない有様だったが、何とか宿泊の手続きをして部屋へ案内して貰った。

 

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部屋の窓からは今渡って来た山並みが見える。それにしても吊った足で、よくぞここまで辿り着いたものだ。

 

 大して休憩もしないうちに午後6時からの夕飯となる。散々歩いてきて疲れていたので、正直余り食欲は感じなかったが、腹へ詰め込んでおかなければ、明日が持たない。いつもだったらゆっくり景色を眺めながら、生ビールなど飲んでいたんだけどねえ・・・・。

 

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余り美味しそうには見えない夕食だけど、そんな事は言っておれぬ。明日のためのエネルギーを蓄えておかねば。ただテーブルとテーブルの間が狭いのには参った。後の方と時折背中がぶつかり合うほどだった。

 

 夕飯後、山荘前の展望台に出た。日中はガスに覆われ、姿を見せなかった鹿島槍ヶ岳の荒々しい巨体が、夕闇が迫る中、姿を見せていた。

 

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夕日を背後から浴びて聳え立つ鹿島槍ヶ岳。左手前のピークは布引岳、中央のピークが鹿島槍ヶ岳南峰、そして一番右のピークが北峰で有る。明日は果たしてここを目指せるか?

 

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山荘前展望台と冷池山荘正面。この山荘は大きくて250人を収容出来る。

 

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我々が泊まった部屋。8人部屋だが、幸いこの日は6人しか宿泊しなかった。ラッキー!でもそのうちの一人が大イビキで、うるさくて碌に眠れなかった。アンラッキー!

 

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夕刻になるとそれまで雲に包まれていた立山剱岳がシルエットながら、姿を現した。明日の期待も膨らむという物だ。

 

 疲れていたから直ぐに眠りに落ちるだろうと思っていたら、然に非ず。疲れすぎていて、中々寝付けない。特に足の疲労が酷いせいか、はたまたお隣で寝ている人のイビキがうるさいせいかは分からないが、足を揉み揉みしながら、横になっていたら、何とか少しは眠れた様だ。明日はちゃんと歩けるといいのだが・・・・・。

暑い!

 台風10号フェーン現象で余りに暑いので、エアコンを掛けっぱなし。とは言え、家でエアコンかけっぱなしでは電気代が掛かってしょうがないから、何処か涼しいところへ避難する事にした。(ケチな発想)

 

 取り敢えず長岡の何処かのホームセンター辺りをぶらつこうかと思ったが、旧越路町を通る頃、ふいに朝日山酒造に立ち寄る事を思いついた。銘酒「久保田」や「朝日山」で有名な酒造会社である。あそこなら休憩所は有るし、土産物店で涼まれるし、時間潰しには丁度いい。

 

 で、着いたところ、私と同じ様な発想をする者が多いらしく、店はお客さんで溢れていた。更に休憩所はエアコンが入って無くて、戸を開け放してあるだけ。これじゃ熱風が入ってくるだけで、ちっとも涼しくありまへんがな。当てが外れたべー。だから暫くは土産物店で時間を潰す。でも買い物はしませんよ。だって高いんだもん。オイラみたいな貧乏人にはとっても買えませんよ。でもここに来る人は皆お金持ちらしく、結構お土産に何か買って行く。み、身分が違う。こりゃあ、場違いなところへ来たかな?

 

 あんまりここでばかり時間を潰すのも何だし、店内のポスターを見ると、松籟閣と呼ばれる先代の社長のお屋敷が無料公開されているというので、行ってみる事にした。無料と言うのには拙者ホントに弱いぞよ。

 

 歩いて3,4分の所だが、道中強烈に暑いので結構体に応える。さて暑いのーと言いながら歩いていると、お屋敷の門近くで突然懐かしい顔に遭遇した。何と我が家を設計してくれたHさんであった。またこんな所でお目にかかるとは、まさに奇遇で有る。少し話を交わして、松籟閣に入る。

 

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松籟閣。洋館を繋げた和洋折衷の建物だ。

 

 玄関に入るとチャイムが鳴って管理している人なのか、愛想のいいおばさんが出て来て、館内の地図を渡してくれて、ご自由にご覧になって下さいという。エアコンは当然無いが、戸はそこら中開け放ってあるので、風が時折通り抜け、思ったより暑くない。昔の建物は良く出来とるのう。

 

 立ち入り禁止場所以外は全部見せて貰った。一部二階建ての建物だが、平屋部分が多くて、まさに贅沢普請だ。特に洋館の洋間とその近くの和室は一際豪華に作られている。恐らくお客様の接待に使われたのかも知れぬ。実はこの建物の存在は知らぬ訳ではなかったが、いつも車で通り過ぎるだけで有った。改めてじっくり見せて貰って、その建物と庭の見事さに目を奪われた。

 

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廊下はどこも欅の一枚板が張られている。

 

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どの部屋からも庭が眺められる。

 

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この部屋は12畳半有り、欄間の見事な彫刻や、床の間の引き違い戸の絵から察すると、お客様を接待する間だったのかも知れない。

 

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洋館の洋間。こちらもぐっとモダンで、豪華な造りになっている。

 

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とにかく建坪がもの凄く有る。初めて来たら、家で迷子になってしまうかも知れない。(笑)この家は新工場建設の折、邪魔になるので50mほど曳家してここに移したものだそうだ。よくぞこれだけの建物を遺してくれた。お陰で今日我々が楽しめる。

 

 さてお昼が近くなったので、前の場所に戻り、朝日酒造がやっている蕎麦処で蕎麦を手繰る事にした。時間が時間だから順番待ちだった。店内からは庭を眺める事が出来、涼しげで良い。雰囲気も良い。でも肝心のお蕎麦はちっとも蕎麦の風味が無く、素麺みたいで拍子抜けだった。天下の朝日山酒造が提供する蕎麦なんだから、もうちょっと美味しいお蕎麦を食べさせてよ。会社のエントランス・ホールでコンサートなど、様々な文化事業もやって、地元に貢献している素晴らしい会社なんだから。まあ、でも今日半日楽しませて戴いて、感謝、感謝です。

 

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店内の雰囲気はとてもいい。これでお蕎麦が美味しければなあ。


 

中学校の同期会

 8月12日に中学校の同期会を開いた。昭和43年に卒業して51年ぶりの再会となる人も少なくない。もうこれ位会ってないと、一目見ただけでは誰が誰だか分からない。(笑)そこで受付でネームタグを渡し、胸に貼り付けて貰う事にした。まあ、これで名前を思い出せなくて苦しむ必要も無い。(笑)

 

 年齢よりもずっと見た目が若い人、歳相応な人、老けて見える人、様々だが、皆その顔を見ると大体歩んできた人生が分かりそうな気がする。それにしても51年とは長い年月だが、再会して久闊を叙すると、もうあの頃の自分たちに戻ってしまうから不思議だ。本当に懐かしい。少年時代の思い出までが走馬燈の様に脳内に去来する。あの頃はまだまだ貧しかった時代だった。高校さえ満足に行けない者さえいた。でも様々な苦難を乗り越えて今日再会すると、その苦労が一遍に飛び去ってしまう。

 

 皆お互いに再会を喜び、笑い顔が絶えない。本当に開催して良かったと思う。当時の担任で出席出来た先生はK先生ただ一人で有ったが、元気そうなお姿に皆励まされた。そうしてまたの再会を約束して、2次会へ行く者、帰宅する者に分かれたが、皆満足そうな顔をしていた。この次の会が開けるかどうかは分からないが、もし開けるようだったら、皆さん、それまで元気でいて下さいね。

 

 ただ私が残念だったのは、私が写真係で、写真を撮ったり、プリントに行ったりして、碌にみんなと話が出来なかった事だ。でもまあ、しょうがないか。一人位犠牲になる奴がいないと、こう言う会はスムーズに行かないもんね。とにかく無事に終わってホッとしました。

 

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開会の挨拶や、招待恩師の話が終われば乾杯です。もうそれが済めば、ご覧の様にすっかり打ち解けて、皆、他のクラスのテーブルを訪問します。

 

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S君の歌う「柏崎甚句」に乗せて、踊りが始まってしまいました。もう気分は最高潮。いやが上にも盛り上がりま~す。

茨城へオーディオ遊山

 「すかんぴんさんはマルチセルラホーンよりラジアルホーンの音の方が好みだと思うんだけどな。」

アルテックの1003ホーンの購入をFさんに相談した時そう言われた。

 「今使ってる1005ホーンと比べても同じマルチセルラだから、音の傾向は変わらないよ。それより俺が1本しかないけど、アルテックのラジアルホーンの329Aを持ってるから、例しに使ってみない?日本未発売だったから、滅多に持ってる奴はいないよ。」

 

 滅多に持ってる奴がいないといわれると、心をくすぐられる。しかも私好みの音になるかも知れないと思うと、一刻も早く聴きたくなる。そこで毎年春にしか行かないF邸へまた行く事にした。そこで以前から行きたがっていた上越のSさんに話を持ちかけると是非ともと言う。しかし先のブログでも書いた様に悪事は露見するもの。これを聞きつけたKさんも同行する事になった。あのね、くれぐれも言っとくけど、Fさんの所のオーディオ部屋は午後になると、とんでもなく暑くなるんだよ。その事を覚悟しといてね、と釘を刺しておいた。

 

 さて当日はKさんが車を出して、午前11時20分に到着。まだ部屋はそれ程暑くなってないので、コーヒーなどを飲みながら歓談。昼飯が近いから、何処かで蕎麦でも手繰ろうと言う事になった。Fさんに気になるお店があるからとの事で、そこへ行ってみる事に。茨城の蕎麦のお店はみなそれなりに旨く、不味い店というのはほとんど無い。とにかく期待して行った。

 

  

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ありゃあ、お昼だというのに我々の他には誰もお客がいないよ。これは選択誤ったかなあ?しかもこのお店エアコン入ってないし、お店で涼もうという当てが外れたべー。

 

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んで、出て来た蕎麦がこれ。もうちょっと冷えてて欲しかったんだけどなあ。氷でちゃんと締めたのかい?(うるさい奴ちゃ)味は可もなし、不可もなし。どうってことのない普通の蕎麦でした。ま、でもトライしてみない事には当たりか、どうか、分かんないもんね。

 

 さて腹ごしらえは出来たんだけど、これからオーディオ部屋に帰っても灼熱地獄。なにせ20畳以上もある部屋に小さなエアコンたった一つでは夕方になるまで耐え切れん。そこで涼みがてら茨城空港の食堂へ。

 

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食堂の窓から北海道からやって来た飛行機が見物出来るよ~ん。

 

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茨城空港のお隣は自衛隊百里基地なので自衛隊機が飛び立って行く。それをお目当てに写真を撮りに来るマニアも。このクソ暑いのに、よーもまあ何時間も頑張る事よのう。

 

 だいぶ涼んだから、今度は水戸のお風呂屋さんで汗を流す。これだけ時間を潰して、日が傾くのを待ち、家の近くのスーパーで宴会材料を仕入れて帰宅。帰るや否や、ビールを開け、「カンパァ~イ!」プファー、うんめえ。暑いから尚更です。(笑)音楽を聴きながら、楽しいお酒と談笑の時間です。野郎共の楽しみはやっぱり趣味と酒ですな。

 

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相変わらず凄いFさんのオーディオ部屋。この春来た時より、一段とゴミ、いや違った、お宝が増えた様だ。(笑)

 

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恒例の夜の宴会が始まった。

 

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見よ、このゴミ、違った(わざと間違えてるな。――Fさん談)お宝の山を。

 

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中央にでんと控えるはコンバージェント・オーディオ・テクノロジー社のJL-1モノラルアンプ2台。6550真空管トリプル・プッシュプル、出力100wと言うとんでもない代物。重量だけでも1台80kg以上有る。こんなの持ったらギックリ腰になっちゃうよ。お値段も超弩級。ペアで390万。ウチらみたいな貧乏人には高嶺の花でんがな。でもこれで鳴らす音は極上でした。音にスピード感があって、しかも力があり、芯がある。なかなかこう言う音には巡り会えませんよ。

 

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ゴミは幾らでも有りまっせ。(ええい、ゴミ、ゴミ言うな)

 

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これはまたカラフルなスピーカー・ユニットだこと。

 

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足の踏み場がない。酔っ払って歩き回って、フラリとなったらエライ事になりますな。

 

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置き場が無いもんだから、ホーンの中に他のトゥイーターを入れてある。Kさんはこのうちの2組を買った。

 

 さて酒宴が進むうちにSさんはトランスとキャパシタコンデンサー)を買う事に。私も薦められて、ついフルレンジ・スピーカー2組を買ってしまった。別に必要なかったのにぃ。さては酒を用意しといたのはFさんの商談大作戦?だったのか。(笑)こうなると勢いでKさんもトゥイーター2組とコンデンサー購入。まあ遊びに来たんだから、これ位は買って帰らんとFさんに申し訳ない。私は他にも欲しい物が有ったんだけど、何せ先立つものがねえ。

♪女も要らなきゃ背も要らねえ。アタシャも少し金欲しい~♪

 

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もうここの家にゃ何でも有りますがな。

 

 さて翌日、昨日会えなかった鉾田市にお住まいのIさんのお宅へ。この人も相当なオーディオマニアだ、ホント、茨城はオーディオ重病患者が大勢いるよ、全く。

 

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うわー、何だこりゃあ!もう完全に病気ですな。ウェスタンにJBLに蓄音機の名器クレデンザとやりたい放題です。もう知らん。勝手にやってくれ。

 

 と言う訳で、ドタバタしたけど、楽しい茨城オーディオ・ツアーでした。それにしても野郎共3人も押しかけて、Fさんの奥様にはエライご迷惑をおかけしました。奥さん、今度は旦那さんと一緒に柏崎へ遊びに来てね。

筋肉痛だべ

 昨日は私が所属するランニング・クラブの夏期練習会。妙高笹ヶ峰という標高1300Mの所でやるなんて、ウフッ、大学の駅伝チームみたい。しかし本日参加は僅か6名と昨年とは打って変わって寂しい人数であります。しかも我がクラブはロートル化して久しい。同じ所で練習している学生諸君と違って、元気溌剌と言う訳には行きませんが、老いの一徹、皆さん頑張って走りましょう。

 

 開始は午前8時半。2時間ほど各々のペースでジョギングします。え、オイラ?67歳のジジイがそんなに走れる訳有りませんがな、アアタ。アタシャ、本日の最高齢者だもん。しかも左太腿裏に故障を抱え、曲がった背骨から来る腰痛、右足が上がらないと言う症状がある。かてて加えて今年はな~んも練習しとらん。こんなんで走れる訳有りませんがな。(いっぱいまた予防線を張ったな)

 

 とは言えこれを機会にまたランニングを再開しないとも限らない。今日は前哨戦とも言う事で軽く走ってみよう。まずは全員でドイツ唐檜の林間の2kコースを走る。最初は下り坂だし、ゆっくりだったので、何とかついて行けたが、少し傾斜が登りになると、例の左太腿が痛み出した。これだもんね。だからアタシャ走るの止めてるんだよね。(もう予防線張らなくていいっちゅうに)しかも息切れしてきた。アカン、完全に練習不足。僅か1kほどでこの体たらくとは。とても20年前はフルマラソンを3時間ほどで走っていた人間とは、我ながら思えん。(涙)

 

 で、みんなには先へ行って貰い、オイラは一人とぼとぼ歩く。スタート地点へ戻ってきた時はまだまだ時間が有るので、今度は5kコースの方へ行ってみる。息切れも止んだので、今度も最初は下り坂な事から走ってみる。しかし500mも走ったところであっさり止め。歩く事に。その後は走ったり、歩いたりと言うよりも、歩いたり歩いたりであった。(要するに全部歩きってことね)

 

 でも5kを歩き終わった所で、まだ20分ほど時間が有ったので、また別な2Kコースを歩く。最後の坂の所へ来たら些か疲れてきた。まあ最近は全然運動してないからなあ。それにしても情けない。帰りに温泉へ立ち寄り、昼食を摂って帰宅した。

 

 で、今日だが、足が筋肉痛でどーもならん。いってえよ~。情けなか~。これ位で筋肉痛を起こすとは。高々1万5千歩くらいでなるなんて、本当にヤワになったもんだ。うー、これに懲りて今度からちゃんと運動しよう、なんて事は絶対に思わないのがノメシコキのすかんぴん。ま、でも今日は早く筋肉痛を治すための迎え酒ならぬ迎え歩きをやりましたよん。これで筋肉痛、早く直ってくれるかな?

有ったー!

 1ヶ月ほど前に無くしたターボライターがひょんな事から見つかった。車庫で他の探し物をしている時に、偶然見つけたのである。私はてっきり本宅の方に有ると思っていたので、そちらの方ばかり探していた。でも何で車庫の方に有るんだろう? まあ、見つかった今だから、そんな類推が出来るが、無くした日は畑へ行くので、畑で落とすと拙いと思い、玄関のベンチの所へ置いていった。で、帰ってきてたぶんそれをまたズボンのポケットに入れた後、車庫をうろうろして、恐らくそこへ落とした物と思われる。

 

 無くした当人は本宅の何処かにきっと置いたに違いないと思っているので、車庫など碌に探しもしなかった。完全な思い込みだ。でもまあ、有って良かった。百円ショップで買った物で、恐らく百円か2百円位の物だが、それでも無くした事は後味が悪いし、逆に見つかった時はどんな安物もでも嬉しい。必要が有って買った物だからである。

 

 この調子で他の失せ物も見つかって欲しい物である。ちなみに私はしょっちゅう探し物をしている。んで、今、見つからないのはLAN-USB変換アダプター、私のアルバム、オヤジ殿が遺していった銀の大黒様、1千万円積んである預金通帳(ウソつけ!)などである。このうちアルバムはこの夏の中学校同期会に使おうかと思っている写真が入ってるので、緊急に見つける必要が有るんだけど、探す時は中々見つかんないんだよねえ。で、同期会が終わると見つかったりして・・・・。

 

 まあ、いずれにしても無くしたと思った品物が出てくるのは有り難いこんで。アー、ご先祖様の御利益、御利益。

わからん奴ちゃ

 修理を請け負ったM君のパソコンだが、ハードディスクが壊れている事が判明。中古パソコンへの買い換えを勧めたが、M君の選択肢は新しいハードディスクの購入。しかし新しいHDに換装したのだが、結局CPUもどうもおかしいと言う事で、やはり中古パソコンを買う事に。だから言ったじゃないかと言うのが、前回までのお話。

 

 さて新しいパソコンに必要なソフトを入れて、本日目出度く納入。立替えてたお金を戴けると思っていたら、年金が入るのが来月2日なんで、それまで待っててチョだって。ありゃあ、当てが外れた。オイラ、一銭も手間賃なんて取ってないんだから、速やかに立替えた分は貰いたかったんだけどな。でも懐が苦しいのはお互い様。まあ、その辺は快く了解した。

 

 問題は一通り新しいパソコンの説明やら、ソフトの説明などをした後だ。後でラインメールが来て、以前使っていた将棋ソフトや病院の患者会のデータを移したいと宣う。だからー、HDは壊れてるって言ったでしょ。壊れてるHDからどうやってデータを取り出せッちゅうねん。出来る訳ないがな。バックアップを取っているならまだしも、取ってないで、どうやって移すねん。全くパソコンメーカーに勤めていた者の言とは思えん。ひょっとしてコイツ、少し認ちゃん入ってるのとちゃう?俺の説明、何を聴いていた?

 

 将棋ソフトを入れて欲しいと頼まれたので、結構いいフリーの将棋ソフトを入れてあげたし、無くなったデータは自分がバックアップを怠った怠慢が原因なんだから、また作り直すしかないでしょ。そんな事より立替えた金、早く払え!(快く待ってあげるんじゃなかったの?)ああ、何か疲れる~。手間賃一銭も貰っとらんから、余計そう感じる。(だったら貰えば良かったでしょ)何でコイツはこんなに物分かりが悪いんだ?中学校の時は成績は一番だったのに・・・。

 

 まあ、それはともかく新しいパソコンは以前の物と比べて、格段に性能がいいんだから、有り難がって精々使ってやってチョ。