すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

温暖化の影響

 町内のOさんが私がウドをやった御礼にと筍を掘って持って来てくれた。有り難や、うふふ、エビ鯛作戦成功せり。(コラ!)ところでOさんが言うには昨年が不作の年だったから今年は豊作の筈だったのだが、イノシシにやられて碌に取れなかったとの事。Oさんが筍を掘る竹林は海岸近くに有るので雪が少なかった今年はイノシシにとって尚更好都合だ。どうやら荒らし放題荒しまくっているらしい。

 

 ところでそのイノシシだがどうやら豚と猪の交配種のイノブタらしい。飼育していたのが逃げ出したのか、養豚業者の廃業で自然化した物が猪と交配したか知れぬが、これはやっかいだ。何しろイノブタの場合確かイノシシと違って年に4回出産する。爆発的な繁殖力であるからたまらない。農家の畑や山なども荒らしまくるという訳だ。農家の方も電気柵などを張り巡らして対抗している物の、何せ金の掛かる事だから自治体の補助でも無ければおいそれと設置出来る物ではない。

 

 もともとこちらは雪国でイノシシなどは冬は積雪のため繁殖出来なかった物だが、温暖化の影響で少雪となってしまったため、どんどん北上してくる事になった。何でも積雪が50cmを下回れば足の短いイノシシでも越冬出来るそうな。やれやれ地球温暖化というのは様々な所に影響を及ぼしますな。

 

 この分だと毎春楽しみにしていた筍が将来は食べられないかも知れない。ウー、弱ったもんだ。昔はオオカミなどの天敵がいたが今はそんな物はいないから食物連鎖の頂点に立つ動物がいないのだ。マタギなど狩猟を生業とする者もほとんどいなくなったから、鹿やイノシシなどの害獣が蔓延るのも当然で有る。

 

 そもそもイノシシ狩りなどは独りでは出来ない。グループで猟犬などを使って追い込み、初めて刈る事が出来るのだが、その優秀な狩猟犬は簡単に育てられる物ではないし、また狩りをよく知っている鉄砲打ちを揃えるのも大変で有る。どうやら自然をほったらかしにしてきた事がここへ来て一気にツケが回ってきたようだ。さてどうなりますことやら。