すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

円安

 とうとう円が155円台まで下落し、円の価値は下がるばかりで日本へ出稼ぎに来ている外国の方達にとっても深刻な問題で、もう日本では働けないと言いカナダ辺りに働き場所を変えなければならないと言っている人も少なくない。確かに今年に入ったばかりはまだ145円くらいだったのにあっという間に10円も下落した。

 

 13年前は1ドル75円だった事を考えると隔世の感がある。つまりは日本の経済力はあの頃の半分になったと言っても差し支えないくらいになっている。貨幣価値が下がると輸入品が否が応でも高くなるから、輸入に頼っている日本にとっては真に痛い話である。輸出が好調になると言ってもいい物を造る技術力がこの長い景気低迷で落ち込んでいるから長期的には競争力で負けて行く事になるだろう。

 

 ここへ来てハッキリとアベノミクスの失敗が見て取れる。黒田前日銀総裁と組んで行った経済政策は長期の景気低迷に陥り、今や日本を後進国に後退せしめた。日銀、財務省、政府の責任は重大だが、今となっては愚痴った所で始まらない。大胆な経済政策を執って何とか景気浮揚に努めて貰いたいものだ。

 

 ただでさえ少子化労働人口が減っている。その穴埋めとして期待した外国人労働者に円安のため他国に逃げられるようでは益々これからの高齢化社会に向けて不安が増大する。そもそもここまでの円安に誘導する必要が有ったのか。これでは外国に技術を学びに留学しようと思ってもおいそれとは出来ない状況になってしまった。もはや日本は貧乏国となってしまったと言っても過言では無い。何とか昔の経済力に戻って欲しいものだが、裏金作りに狂奔しているような政治屋さんに期待していい物かどうか。(笑)