すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

本を借りに

 買いたい本があるのだが定価は1,890円也。3冊出ているから1,890×3=5670 ドヒャー、今月は車検があるからとてもじゃないけどこんなに出せませんよ。そこで古本探しとなる。探しているのは中野京子著「怖い絵」全3巻である。以前NHKで『「怖い絵」で人間を読む』と題したシリーズ番組が放映された事があった。偶然見ると、たまたま私の好きな画家のベラスケス作「フェリペ・プロスペロ王子」を取り上げていたので、
 「うーん、中々目の付け所が良い。この女は美術評論家では無いようだが何者じゃ?」
と興味を持った。中々面白いので次回も見たが全部が全部面白かった訳では無い。けれど絵の背景にあるものを探りだし、教えてくれるという点では有り難いし、絵画を見る時にまた別の角度から見る事が出来面白い。で、その時からいつか彼女のその著書を買おうかなと思っていたのだが、万年金欠病の私としては中々実行に移せないでいた。そこで前述のようにインターネットでの古本探しとなる。流石に第1巻はかなりお安くなっていて500円台から有る。うむ、あわよくば3巻全部で2,500円以内に収まるかも知れん。だが、待てよ。おお、そうだ図書館にあるかも知れん。そこで勇躍市立図書館に行き、パソコンで検索を掛けると3巻とも全部有るでは無いか。ラッキー!これなら一文も出さずに読む事が出来る。何でもっと早く気がつかなかったんだろう。大体このての本は面白いけど余り何回も読まないような気がする。それは手品の種明かしみたいなもので、一回知ってしまうと急に興醒めしてしまうようなところがあるからだ。もしそうでなくとも何回でも借りれば良いだけの事。Kさんなどは本は新品を買うものみたいな矜持があるが、私はそんな事にはこだわらない。要は自分の滋養になれば良いのである。大体私は本を買う事に対してはしみったれなのである。これはウチの家業が鉄屑屋(紙も扱った)であった事に由来しているのかも知れない。
 ともあれ借りてる期間が二週間だからとっとと読まなければならない。実はこれら3冊の他にもう2冊借りてあるからだ。仕事をしている時は忙しくて図書館とのお付き合いが無かったが、これからは仲良くしたいものだ。

怖い絵全3巻(続編も有り)