すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

赤岳に登る

 昨日、今日は八ヶ岳の主峰赤岳の登山。八ヶ岳は学生時代野辺山に旅行した時に仰ぎ見た山で懐かしい。登山口の美濃戸には朝の6時半頃に到着。平日早朝の高速道路は空いていて運転が楽だった。さて7時ちょっと前に登山口を出発。程なく美濃戸山荘に着き、ここで北沢と南沢の分岐になる。

出発点の美濃戸山荘

北沢と南沢、どちらのコースを行った方が時間が掛からず楽か?

気持ちのいい林道歩きで、道の両側は藪になっていないオオシラビソやカラマツ林で下の方は苔で覆われていて、緑が目に優しく気持ちがいい。

苔の緑がとても美しい

やがて堰堤に出る。橋を渡ると本格的な登山道のようだ。道はずーっと渓流沿いに続いており、綺麗な水を眺めながら行く事が出来る。しかも傾斜は緩やかで楽だ。それにしても我々の他には誰にも出会わない。代わりに熊さんにあったらどないしょ?

渓流沿いの道を行く。道はしっかり整備されている。

はい。赤岳鉱泉が見えてきました。後には大同心、小同心の岩が見える。それにしても大きい山小屋です。風呂に入れるのが嬉しいですね。ここから硫黄岳にも登って赤岳回るコースもあるが、今回は見送った。

赤岳鉱泉が見えてきた

それにしても大きい山小屋です。水が豊富にあるからトイレは水洗です。

赤岳鉱泉を後に行者小屋へ向かう。ここが今日登る地蔵尾根の起点となる所だ、だが行者小屋手前で展望台と書かれ立札があったので、道草してそこへ登る。ついでに朝が早かったのでそこで昼食を取る事にした。展望台からは行者小屋や横岳、赤岳、阿弥陀岳と言った山や赤岳の頂上近くにある展望荘も見えた私達は一体何処を登るんだろうとよく目を凝らしてみるのだが、どうも樹林の中の道らしくよくわからなかった。さてさて時間がある事をいい事にゆっくりしてビールまで飲んでしまった。これが後で酷い目に遭う原因となる。

中山尾根展望台と書かれた標識。周囲の山が良く見渡せる。

八ヶ岳の主峰赤岳。今日はその左の方の尾根から登る。

行者小屋につき水を補給していよいよ地蔵尾根の急登に入る。
何だか空模様が怪しくなって来た。

行者小屋。後に見える岩山は大同心、小同心。

今迄楽だった分急登が応える。おまけに先ほど飲んだビールが効いてきてどうもイマイチ調子が悪い。少しドキドキする感じだ。地蔵尾根は梯子、鎖場の連続で酔っ払いの私には中々難儀だ。やっぱり登りが控えているのにアルコールは宜しくない。おまけに涼しくて汗をかかないのも一因だ。中々ルコールが抜けない。激しく反省。

いきなり梯子。酔っ払いには応えるべー。

地蔵尾根の名の如くお地蔵様が安置されていた。

岩場は延々と続きいささかグロッキー気味の私は15分程歩いては、休みの繰り返し。鎖場にもいい加減飽きてきた頃、漸く横岳方面と赤岳方面を分ける地蔵の頭が見えてきた。

クーサーリは続くーよ、どーこまでも。

ハイ、何とか地蔵の頭に着きましたぁ〜、ゼーゼー、ハーハー。ひとまずは急登終わりだが、まだ赤岳展望荘から赤岳への急登が残っている。トホホ、一難去ってまた一難。

地蔵の頭。漸く難所を突破。

横岳方面。最初はこちらを回って赤岳へ登る予定だったが
止めて良かった。

赤岳展望荘が見えてきたがガスが掛かってきて肝心の赤岳の姿がよく見えない。展望荘は大きな山小屋でここで泊まる人も多い。私達はまだまだ時間はたっぷりあるので頂上へ向かう予定。それにしても八ヶ岳は山小屋がたくさん有り、登山者には便利だ。小屋の前のベンチで一休み。ガスの切れ目から先ほどの行者小屋が見える。一気に登ったという感じだ。休んでいたらベンチ前でコマクサを発見。まだ咲いていたのかと驚きながらも嬉しかった。夏の名残を見つけた気分だ。

ガスの中に赤岳展望荘が見えてきた。

先ほどまでいた行者小屋がガスの切れ目から見える。

高山植物の女王、コマクサ。ここだけに有った。
夏の花は諦めていただけに嬉しかった。

さてもう少しで頂上だが続きは又後日更新。サイナラー。