毎年この時期に思い悩むのは消雪の為の井戸を掘ろうかどうしようかと言う事である。井戸を掘る人に幾ら掛かりますかと訊くと決まって帰ってくる言葉は
「掘ってみるまで分らない」
である。確かに水脈にぶち当たらなければ深く掘ったり、他の場所を探したりしなければならないだろう。しかし頼む側としては一体いくら掛かるか見当も就かない仕事においそれと金を出す訳には行かない。「幾ら掛かるか分らない」は相手を見て金をふんだくろうという土建屋根性が見え隠れするようでどうも嫌だ。せめて
「今迄の実績から見てみると大体○十万円から○十万円位の間ですね」
とか言えない物か。私が井戸を掘るのに二の足を踏んでいるのはこの事が大いに関係しているのである。
今はまだ何とか体だが利いて除雪が出来ているが、そのうちきっと億劫になるに違いない。（なにせノメシコキですから）後になればなる程消雪井戸を掘るのは金が勿体ないような気がしてくるに違いない。どうする？今年が決断の時期だ。あーあ、スペイン旅行に行かないで井戸を掘れば良かったかな。金があればあれもしたい、これもしたいと思うのだが、如何せん先立つ物が無い。貧乏とは辛い物ですな。だから消費税上げ反対！（突然また何を言い出すと思ったら）
ま、私の事だからああでもない、こうでもないと考えてズルズルと雪の降るまで行くんだろうな。そして今年は間に合わないからやーめたとなるんだろうな、やっぱ。（駄目だこりゃあ）
