皆さん新年明けましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくご愛顧の程を。
と型どおりの挨拶は済ませたけれど新年早々ブログのネタが無い。何せまだお腹の調子が完全に戻ってないので何をする気も起こらない。取り敢えずお寺さんへ年始に行って来て家でゴロゴロしている。何気なくテレビを見ているとクラシック・ピアニストの辻井伸行氏の演奏をやっていた。つい引き込まれて見続けた。それにしても凄い。あれだけの曲を楽譜も見ずにすらすらと弾けるなんて。例え幼少の頃から努力を重ねたとしても盲目というハンディを抱えてのことだから尚更のことだ。
良い演奏を聴くとまたレコードで再確認したくなる。グリーグのピアノ協奏曲第１番を聴いたので早速これを引っ張り出す。演奏は私のお気に入りのピアニスト、ディヌ・リパッティ。モノラル録音でいささかスケール感には掛けるがリパッティの繊細なピアノの音色はよく分る。
と言う訳で夜遅いというのに大音量で聴いてご近所様にはエライ迷惑だったかも知れない。（ひょっとして聞こえてないかも？――それはあんたの勝手な願望）しかし元旦から随分芸術に浸っておるな吾輩は。と一人悦に入るのだった。仕事をしていた時はともすると元旦から仕事をやらされたものだが、引退してようやく人並みの生活が送れたような気がする。人間たまには魂の安らぐ時が必要ですね。そして音楽鑑賞と言うのはやはり一人で聴くのが一番しっくり来ると痛感しました。何せどんな格好で聴いても誰にも怒られないし、いやになったら途中で止められるし・・・・。（それで音楽鑑賞と言えるのか？）
さーて明日は何をするべえ？やる事無いな。本でも読んで寝るか。全く正月というのは独り者には余り面白くないですね。ほんじゃお休みぃ。
