すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

雪の後の雨

 関東各地は気象庁の予想に反して再び大雪になった。特に山梨県甲府は1mを越すという考えられない積雪になった、私が心配したのはその後が雨になると言う事だった。水を含んだ雪は重くなる上滑りやすくなる。雪崩の危険性が増したり、ガレージや倉庫などの倒壊に繋がりやすくなる。そうしたら案の定各地で融雪による浸水や雪崩、ガレージ倒壊などの事故が相次いだ。

 そもそも太平洋側の都市は交通機関だけでなく、家屋も雪対策が為されていないのだからこうなる事は目に見えている。細いアルミの柱だけで支えられているカーポートなどはひとたまりもない。だから雪がカーポートの屋根に雪が溜ったら早めに下ろす必要があるのだが、雪の重さを知らない関東の人達はそれを怠りがちだ。まして今回は雪の後の雨だったからなおさら注意が必要だった。雨が降ってきて雪を溶かしてくれるから大丈夫という考えは甘い。本来ならもっと気象庁が警戒を促さなければならなかったと思うのだが、足下(交通)だけに注意を奪われていたのではないかと思う。

 屋根が潰れないまでも水を含んだ雪は滑りやすいから屋根からの落雪にも十分注意が必要だ。安易に軒先にたたないようにしなければならない。現に屋根からの落雪で少なからぬ事故が報告されている。

 関東の人達は今回の大雪を百年か何十年振りだから、滅多にない事だと思わない事だ。近年はどうも気象が以前とは変わってきている。以前書いた事だが、私の住む新潟県でも四季から二季に近付いている。今回の現象は来年以降も大いにあると考えなければなるまい。柱や梁の補強や屋根からの落雪対策、道路法面からの雪崩対策が必要となるだろう。死者や怪我人を出してからでは遅いのだが、各自治体は何十年に一遍の雪に予算を向けられないのが実態だ。だがこれが通年化すればそうも言っておれまい。政治は人を救うためにあるのだから、大いに対策を施して欲しいと思う。また各個人も今回の雪を大きな経験として生かして欲しいものだ。

 え〜、えらそうにずらずらと書きましたが、簡単に言えば関東の皆さん、雪をなめたらあきまへんでと言う事です。まあ被害に遭われた方はお気の毒ですが、これでちょっとは日本海側に住む人の苦労が分ったでしょ。