MさんやUさんのお散歩クラブの面々が山へ連れてけーと言うので、忙しい合間を縫って出かけることにした。さりとてこの時期あまり遠いところに出かけるのも面倒だし、なるべくお手軽な山にしようと意見が一致した。さてどこの山にしようかと考えて、やっぱりこの時期に見ることの出来る花と言ったら雪割草(オオミスミソウ)だろうと言うことで、角田山に決定した。角田山は新花の百名山に選ばれている山で、冬期でも登れる山だ。また雪割草でも有名で、評判を聞きつけてかなり遠くからの登山客も訪れるようになってきている。ただ一方で雪割草の盗掘などが後を絶たない。山の花は取って帰るものではなく、そこで愛でるもので有ろう。登山のマナーは守りたいものだ。
角田山は標高500mにも満たない山だが、海岸からそびえているため、標高と実際に上る高低差が同じであるから、低山と言えどもそんなに侮ってはいけない。私もMさんもここのところ運動不足だし、Uさんも故障を抱えているので、ゆっくり、のんびり行きましょう。
角田山には大別すると8つのコースがある。今日は雪割草を見るのが目的だから、花が一番沢山ある桜尾根コースから景観随一の灯台コースへ回ることにした。
国道402号線から登山口に入って向こうに見える
灯台の所に降りてくる。
桜尾根登山口。8年前に来た時とはすっかり様子が変わっていた。
のっけから雪割草にお目にかかる。道の両脇にこれでもかと言うほど咲き誇っている。ちょうど良い時期にきたようだ。それでは雪割草の可憐な花の写真をどうぞ。
これはマルバマンサク。春一番に咲く樹の花です。
これはお地蔵さんだよ。(アホッ、んなこと言われんでもわかるわい!)
オウレンも咲いていました。Uさんがキクザキイチゲを
見つけたが、私は見つけられませんでした。残念。
上ったり下ったりを繰り返しながらも確実に頂上へは近づいていますよ。
やがて少し道がぬかるんできた。どうやら残雪があるようだ。木道も出てきた。前に来た時はこんなの有ったかな?木道はぬれると滑りやすいので要注意だ。
はい、着きました。山頂です。所々に雪が残っているので雪のない芝生の所を見つけて昼食に。風がもう少し冷たいかなと思ったが、それほどでもないので良かった。何せ来る途中山と山との切れ目から海風が吹いてくる所は結構冷たかったので。
山頂は広く大勢の人たちがあちこちで昼食を摂っている。やっぱり人気な山なので、皆さんこの時期は来るんですねえ。さて食後今度は灯台コースへと下山する。
灯台コース分岐点
こちらのコースは景色はいいのだが岩場は有るし、コースは長いし、登りだと結構きつい。最初は寒かったこのコースも日差しが覗くと暖かくなってきた。海からの風が逆に心地よい。
海が見えてきました。道路は風光明媚な越後七浦シーサイドライン。
ハイ、ついに灯台の所まできましたよ。
到着です。海は広いな、大きいな。斯様に角田山は
山と海が同時に楽しめるお得な山なのです。
帰りは寺泊の「きんぱちの湯」に寄って汗を流しました。久しぶりに歩いたせいか翌日右太ももとふくらはぎが筋肉痛になりました。運動してないと駄目だねえ。