自動車保険の任意保険が切れるのでどうしようかとずっと考えていた。実はずーっと無事故であるにも拘わらず、ここ何年も毎年値上がりし続けているからである。ちなみに今年の保険料は前年に比べて約5,000円アップして40,090円也。しかしこれはほかの補償アップのコースに移行させるための手段に思えてならない。つまり同じ金額で補償がプラスされたコースが用意されているのだ。保険に加入する人は補償がアップして同じ金額なら、新しいコースに入るに決まっている。この手で毎年保険料の増額を計っている気がする。
そこでテレビでも宣伝している事だし、思い切ってネットで加入してみる事にした。まずは見積もり。幸い10社一度に見積もってくれる所が有ったので、前年と同条件で申し込んでみた。すると一番安いので16,320円。高いのでも26,450円であった。むろん代理店とネットでの申し込みとでは後者の方が5,000〜10,000円程度安くなるが、それにしてもである。しかも驚いた事には、今迄加入していた損保会社の保険料の見積もりが22,680円だったことである。
なんじゃあこりゃあ！ クソ、お客を馬鹿にしているよ、これは。まあ同じ損保会社と言っても別の会社を経由しているから、全く同じとは言えないが、保険会社そのものは同じであるから、こんなに金額が違うはずがない。
そこで我が輩は一つの結論に達したのだよ。つまり保険会社というものは新規のお客さんを大事にする所なのだ。損保や生保に入ってるお客さんはいったん加入すると度々変更するのは面倒臭いから、そのまま毎年更新する事が多い。その盲点を突いているのだ。だから保険会社は常に新しいお客さんを獲得しようと狙っている。その結果新規のお客の保険料は安いのだ。
言うなれば新聞屋の勧誘と同じである。新規のお客が欲しいばかりに、様々なサービスをしてくれる。所が私のように何十年も同じ新聞を取っている者には、洗剤はおろかティッシュ・ペーパーの一箱も置いて行かない。まあ、こちとら何も景品が欲しくてその新聞を購読している訳ではないので、くれなくたって何ともないが、（ホント？）お客に対するサービスの考え方がまるで逆なのが頭に来る。長年のお客を大事にするのがサービスってもんだろう。
この自動車任意保険も同様である。一体これだけ価格差があるってのはどういう訳なんだ。新聞なんかこれだけの価格差はないぞ。これは代理店で申し込むからなのか？ もしそうだとしたら、代理店はよほど儲けている事になる。そうであれば今後は代理店契約でなく、ネット契約が増える事に間違いはない。また先程の新聞勧誘と同じ理屈であれば、あまりにもお客を馬鹿にした話だ。
今回加入した保険会社が来年以降どんどん値上げをするようだったら、毎年保険会社を変える手もある。まあ毎年加入先が変わるってのも目先が変わって面白いかもしれない。各社の保険証書コレクションが出来上がったりして・・・・。（笑）
