すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

お散歩クラブのお気楽?登山(長いでっせ。辛抱して読んでくだせえ)

 延び延びになっていたお散歩クラブの夏山登山を漸く実行する日がやって来た。生憎休日でないので高速道路料金が高くなるのがちょいと痛いが、雨の日に行くよりは増しである。途中はお天気が良かったのだが目指すお山に近づくにつれ、なんだか怪しい雰囲気に・・・。どうやらまだお山のてっぺんの辺りは雲がかかっているようだ。湯ノ丸・東御インターチェンジで下りたが、高速料金は割引無しなので4,050円也。ひえ〜、たっかいぞー。高速料金に関しては民主党政権の方が良かったぞーなどとワメキながら地蔵峠へ向かう。つづら折りの急坂をどんどん登って標高は既に1,000mを超えた。そして遂につきましたよ、地蔵峠の大駐車場。標高1,720m。薄ら寒いくらいだ。ガスで辺りは真っ白。しかもガス雨が降ってる〜。でももう既に支度をして登山口へ向かう登山者もいる。オイラ達も行かなくちゃ。このガスは直に上がると思うので、雨具は着ずに出発した。

あんらー、やっぱり駐車場は真っ白け。早くも前途多難?
誰の行いが悪いんだべ?

 今日はノメシをして湯ノ丸山を経由せずに直接烏帽子岳へ向かう。そうすればほとんど難儀をせずに登れて標高2,066mの頂上に立つことが出来る。これも最近足の調子が悪いUさんや、急坂を登ったり、長時間歩くのが苦手なMさんを慮ってのことだ。二人とも感謝せえよ。(また威張る〜)
 歩き出すと早速お花にお目に掛かる。

いきなりハクサンフウロ。そう言えば今年はまだ見てなかったな。

ノアザミ。蝶がこの蜜を好きみたいで良く停まっていた。

ワレモコウ。ありゃあ、ピントがずれた。

ツキミソウみたい。ありふれた花だけど山で見ると綺麗。

 キャンプ所に到着。もうこの頃はガス雨は降っていなかった。辺りは落葉松林。まさに夏にキャンプするにはうってつけの清々しさを感じさせてくれるキャンプ場だ。えーと、ハナイグチでも生えていないかなっと。

キノコが気になるべ。

 キャンプ場を過ぎると臼窪湿原に到着した。湿原と言っても辺りに池塘らしきものは見当たらない。長年の間に埋まってしまったのかも知れない。しかしここはお花畑だった。色とりどりの花が夏の終わりを謳歌するように咲き乱れていた。

臼窪湿原。辺りには遊歩道も設置されている。

マツムシソウ。この山はマツムシソウが豊富で頂上までずっとおつきあいした。

ヤマハハコ。

オヤマリンドウ

道はほとんど急登がない。いや〜、今回は本当にお気楽登山ですな。
キノコを探してキョロキョロ、キョロキョロ。

あれ、標識が二つあるけど目的地までの距離が違うぞ。
どっちを信用すればいいんだ?

ツリガネニンジン

ん、この花は?

上の花の白いタイプと思うが、カールした花弁が
昔の作曲家のカツラの様で可愛い。

トモエシオガマ

ちょいと貧弱だがクガイソウ

ヨツバヒヨドリ

ヤナギラン

これはまたご立派なシシウド

シャジクソウ

ミネウスユキソウ

ウメバチソウ

タカネナデシコ

オオバギボウシ

マツムシソウ群生

 ヤナギランが群生していた鞍部から漸く本格的な登りとなる。頂上方面へ向けた広い分岐点に出たが、相変わらず頂上は雲がかかっている。頂上から下りてきた御夫婦がいたが、眺望が利かないので早々と下りてきたようだ。オイラ達が着く頃には晴れてくれるといいのだが・・・・。

依然としてガスはかかったまんま。

これは頂上に非ず。ニセピークでーす

シラタマノキ

コイワカガミ

これが正真正銘の烏帽子岳

オンタデ

マルバダケブキ

頂上まであと僅か。最後の一踏ん張り。

イワインチン

ツツジ

♪頂上はやっぱりガスん中〜♪
花を愛でながら、キノコを探しながらのゆっくり登山で
2時間ほどで到着しました。

ここへ来る途中綺麗な蝶を何度か見かけたが、この頂上でも色んな蝶が飛び交っていた。この山が高山蝶で有名なことは下山してから知った。

これはキアゲハ。

雲の流れが激しく、漸く雲が切れて少し景色が見えるようになった。

日本百名山根子岳(左のピーク)四阿山

昼食を摂る。風がやや強いので薄ら寒いくらいだ。沸かしたインスタント味噌汁とコーヒーがうんめえ。さて下山へ向かうがMさんが慌てて下りたため、違う方向へ。おや、おかしいと戻って下山し直し。下りる様子を見ていた頂上にいた人たちは
「何処へ下りるのかと思った。道がそっちにも有るのか?」
と思ったそうな?あー、恥ずかし。ガスが掛かっている時は注意しなければ。

これは綺麗。クジャクチョウ。

ホタルブクロ

ミヤマウツボグサ

雲が取れて湯ノ丸山が姿を現した。

アサギマダラ

ヒョウモンチョウ

篭の登山も見えてきた。

コオニユリ

シモツケソウ

下山したら登山口の所に「ミヤマシロチョウ捕獲禁止」の看板が有った。オイラもミヤマシロチョウは見かけたんだけど、写真を撮ろうとしたら逃げられちゃったんだよ〜ん。残念。他にも色んな蝶がいたようだ。今度来る時はもっと研究してこようっと。


 お風呂に入ろうと思ったんだけど前回入った所を忘れていて、結局小布施の温泉に入りました。景色も良く硫黄泉で中々良かったですう。今回は景色はイマイチだったけど、花と蝶(森進一じゃ有るまいし)に恵まれたすてきな山行でした。エー、最後までおつきあい下さり有り難うございました。