すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

柏崎市長選と原発再稼働

 柏崎市長選挙に出るS候補の総決起集会に行って来た。A現市長の8年間で柏崎は閉塞感漂う街になってしまったので改革が必要とのこと。お説ご尤も。でも私は友人のMさんの顔を立てて出席したまでで全面的に支持している訳では無い。そもそも柏崎は原発を誘致してからおかしな街になってしまったのだ。原発を誘致した何処の自治体も財源を原発交付金に頼る余りその他の産業に工夫、努力が足らなくなり、更には交付金で箱物を作り、財源が無くなるとその維持管理に苦しむ事同じである。確かに現市長は余り市勢発展のアイデアも無く魅力に乏しいが、さりとて前市長が残した負の遺産を受け継いでいるのも確かである。一概には責められまい。その点ではS候補の兄である前市長、更には原発を柏崎に呼び寄せたK元市長にも大いに責任がある。大体昨日も書いたように私は原発が嫌いである。それも福島の事故以来の反対者ではなく元々反対だったのである。何故反対なのかは長くなるから書かないが、今度の市長選挙はどちらの候補もハッキリと原発再稼働を認めずとは言わないのがいささか不満である。事故直後は私は必要最低限の原発再稼働止むなしだった。だが段々その気持ちは変わってきた。それは嘗て原発を推進してきた自民党に何らの謝罪、反省が全く見られず、かつ東電も相変わらずの隠蔽体質だからである。こんな事でなし崩し的に次々と原発再稼働を認められては堪らない。どちらの候補もハッキリと再稼働反対と言えないのはそれだけ柏崎の経済が原発に依存しているからである。だから「武士は食わねど高楊枝」になれないのである。いまこそ再稼働せずに町の発展を考えねば駄目だと思う。確かに明日食べる米が無いのは事実だが、今再稼働すると言う事は言わば毒まんじゅうを食らう事だ。慎重に考えねばなるまい。S候補は原発を推進してきた自民党と太いパイプがある。演説では国にもの申す柏崎市にと言う事だったが果してそれが出来るか注視して行かねばなるまい。柏崎市民はこの夜多くが新文化会館アルフォーレに集まったが、大部分は雇用促進と景気浮揚の期待からだろう。単に市長が替わったからとて腹が空いた時に物を食べるように直ぐに事態が好転するとも思えないが、長年続く不景気に変革を望む気持ちは分からないでも無い。ただ私はどちらの候補が市長になろうとも長期の展望に立ち、しっかりとした足取りで少しでも柏崎を発展させて欲しいと願うだけである。そのためにはA現市長にもこの閉塞感を破る提案を掲げて正々堂々と戦って欲しい。
 私の好きな言葉に「着眼大局、着手小局」というのがある。大きく目標を定めて確実にそれに向かって行って欲しい。