8月は何かと忙しかったので山へ行っていなかった。痺れを切らしたMさんが何処かへ連れてってくれと言う。ついてはもう一人山へ行きたい人がいるが初心者なので気楽に登れる山が良いという。んな事言ったってそうそう乗鞍岳のようにお気楽に登れる山がそんなにあるもんじゃない。するとUさんが以前行ったことがあるんだけど北八ヶ岳の縞枯山なんかどうと言う。調べてみるとかなりのお気楽度。で簡単に決定。
さて当日の天気予報を見ると生憎の雨。前日の午前中までの予報は悪く無かったのに・・・・・・。どうするかと尋ねた所Mさんや新加入の○口さんは行きたい様子。やむなく行くことにした。後は天に祈って予報が外れて好転してくれることを祈るのみ。
だが現実はそんなに甘くない。新潟県を走っている間はそんなに悪くは無かったお天気が徐々に怪しくなってくる。安曇野にかかる頃はしっかりと振り出した。現地に近づくに連れて登るかどうかの議論となる。Mさんは寒がり屋なので登るの反対、Uさんは中立派、○口さんは初参加なので遠慮して皆さんにお任せしますとの事。さあて弱った。確かに気温は15度位。だが上にいったらもっと気温は下がるだろうし、風でも吹いていたら更に体感温度は下がる。どないしょ?まあ、無理はしないでおくか。でも一応登山口のロープウェイ駅まで行って見ることにしよう。
てな訳で駅にやってきたが他のツアー客などは行く気満々でしっかり支度をしている。これに俄かに刺激された私めは突如
「やっぱりイクー!」
「あ?行かないんじゃなかったのか?何で突然変更するの?ロープウェイの出発時間まで後いくらも無いじゃないの。」
「やかましい、さっさと支度しろい。君子は豹変するんだ」(誰が君子だ?)
一同の非難をものともせず支度をいち早く済ませた私はキップを買いに走る。どうにか間に合い無事出発。こうなりゃ覚悟を決めてもらおうか。
ロープウェイのガイドさんはチロリアン風の格好をしていて中々雰囲気がある。気のせいか雨も少し小降りになってきたようだ。山頂駅に着き進軍開始。
予定では縞枯山から茶臼山を経て一周するコース。
早速縞枯山荘が見えてきた。
オオシラビソの林は縞枯れ現象のせいか倒木が目立つ
縞枯山の頂上は文字通り縞枯れが著しい
既に夏の花は終わっているのでアキノキリンソウぐらいしか
花は咲いてない。
八ヶ岳の特徴であるコケの緑が雨に映えて綺麗だ。
茶臼山展望台。あきまへん、何も見えまへんがな。
♪綺麗な花には毒がある〜。トリカブトだよ〜ん。
雨が強くなってきたので山頂駅の休憩室で昼食を摂り下山することにした。お風呂は蓼科温泉で。でも鄙びていすぎでシャンプーも無ければシャワーも無い。まあそれでもすっきりしました。帰路の途中蓼科湖が目に入ったので時間がまだ有るようだったから途中下車。この辺りはまさしくお気楽登山ですな。
隣が彫刻の森公園となっていて無料開放と書いてある。どうやら無料開放時期に当ったらしい。ラッキー!芝生が植えられ、水を廻らした綺麗な公園だが近くのホテルの持ち物なのだろうか?北村西方望を中心とした数多くの彫刻が配置されていた。驚いたことにはこの芝生の公園だけではなくその後ろの山にも彫刻があったことだ。まさに彫刻の森だ。じっくり見ればとても1時間や2時間で見られるものじゃない。それにしても羨ましい。柏崎にもこんな公園があったならと塾(つくづく)感じました。
公園の後ろの山にも彫刻はたくさん有る。これは北村西望作。
さてさて生憎の雨だったけれども時間的にはゆとりが持て彫刻鑑賞なども出来、まずまずの山行だったと思いたい。でもやっぱり次回は晴れの日がいいな。