今年の夏キノコ採りは既報の如く完敗であった。だがこのまま引き下がっては男が廃る。(ンなもん、とっくに廃れているよ)光ヶ原、斑尾 両高原とも夏キノコをまともに見ずに終わっては悔いが残る。そこで食用キノコは採れずとも何とか夏キノコをある程度見たいと、再び斑尾高原に出かけた。悪あがきと笑わば笑え。一度くらいタマゴタケの姿を見たいよ〜ん。
今日はそんなにお天気は悪くないはずなのに、到着する頃には雨が降っていた。しかし折角来たのだから、おキノコ様の姿を見ずには帰られませんよ。まず車の中で腹ごしらえをしてから出発。
やはり夏キノコの時期は過ぎているのか、碌でもないキノコ以外、余りキノコの姿を見かけない。でも諦めずに歩いていると最初のキノコを発見。
その後も似てるようで違ったイグチ類を次々と発見。後でH先生に鑑定して戴いたら、ミドリニガイグチ、コガネヤマドリ、アケボノアワタケ、ニガイグチモドキ、オオコゲチャイグチ、ミヤマイロガワリ、ヒビワレニガイグチ、などイグチ類は本当に中々難しい。先生でも鑑定しかねるものが1種あった。
コガネヤマドリ。これは私にもすぐ分かりました。
ドウシンタケかツルタケか?手にとって良く調べなかったので
分からないが、多分前者と思われる。
これはニンギョウタケモドキ科だがコウモリタケ
先生は最初カラマツチチタケと仰ったが、色も形もどうも違うようだし
第一乳液が出ないので、違うのではないかと私が言ったら再調査となった
問題のキノコ。最初見つけた時は、おお、アンズタケ!と思ったが
近寄ってよく見たら、全く違っていた。柄も簡単に潰れてフニャッと
している。
今日はまた「ジャズフェスティバル・イン・斑尾」と銘打った野外コンサートが近くで行われていたので、時折音楽が聞こえてくる。帰りにちょっと覗いてみると思いの外観客は少なかった。「バドワイザー・ニューポート・ジャズフェスティバル・イン・斑尾」と銘打っていた頃と比べて外タレが来ないせいか、集客が悪いようだ。日本人のジャズ・プレイヤーにはあんまり興味が無いので、写真だけ撮って帰る。食用キノコは採れなかったけれど、結構楽しめました。けれどやっぱり夏キノコは完敗と言っていいですね。秋こそリベンジだあー!