朝のテレビでなるべく物を持たない暮らしをしている人を紹介していた。ミニマリストと言うのだそうな。映像を見てなるほどと大いに共感する所は有った。だが私たちのように物の少なかった時代に育った者にとっては、物に囲まれて暮らすというのは一種の憧れだったので有る。食べ物を初めとしていつも物に飢えていたと言っても良い。だからこそハングリー精神となって向上心が芽生えたのかも知れない。
一方今の若い世代達は物質豊かな時代に育っているから、寧ろ精神的な安定や安らぎを求めるのかも知れない。考えてみれば欲しい物を欲求通り次々と買っていても、更に欲しくなるだけでいつまで経っても満足感は得られないだろう。足るを知ると言うこともまた大切なのだ。生活に本当に必要な物だけギリギリに絞って暮らすことで見えてくる物があるのかも。
私は皆さんご存じのようにシンプル・ライフとは正反対の暮らし方をしている。（注：真逆という言葉は大嫌いなので断じて使いません）カミさんでもいたら、私が取って置く物は邪魔だとばかり直ぐに捨てられてしまうだろう。以前にも書いたように中々断捨離が出来ない世代なのである。
まあ私なんか到底ミニマリストやらにはなれそうもないが、シンプル・ライフには少しでも近づきたいと思っている。でもねえ小屋の片付けも満足に出来ないようではその道のりは遠いようで。
