姉が私の誕生日プレゼントを持って来てくれた。暖かそうなブルゾンであった。全く今更誕生日プレゼントを貰う年でもないんだが、察する所いつも私が同じ様な物しか着ていないから、憐れに思ってくれたのかも知れぬ。まあいずれにしても肉親とは有り難いものである。この歳まで一人で暮らしているから、気に掛かるのかも知れない。幸い何とか今の所は健康だが、若くはないから何時コロッと往くやも知れぬ。
ある日訪れてみたらひからびてか腐ってかは分からないが、死んでいたなんてね。いや案外その方が自分にふさわしい死に方かもと思っているから、別にそれを恐れはしない。ただそれまで元気におもしろおかしく暮らしたい。それにはマルイ物が要りますよ。いや四角くて紙製の物が沢山あるならもっと良いが。（笑）
と言う訳で本日63歳になったのを記念した訳ではないが、年金受給を申請してきた。65歳ではないので満額支給とはならず8割程度の支給額だが、なに構うこっちゃない。どうせ死ねば雀の涙程の弔慰金が来るだけだ。長く生きたからって有効に貰った金を使えるとは限りませんよ。動けるうちに自分の為に使う。それが正しい老後の在り方ってもんです。間違っても孫子に残してやってはいけませんよ、アナタ。「児孫の為に美田を残さず」。かの西郷隆盛大先生もそう仰っているではないか。
これで来年2月から支給開始となる。長らく懐がピ−ピーだったが、これで少しは改善出来そうだ。図らずも自らの誕生日プレゼントは年金支給となった。そうだ、これを機に「すかんぴん」なんていかにも貧乏神が寄ってきそうなネーミングは止め「ほっかほか」辺りの名前にしようかな。あ、弁当屋と間違えられるか。（笑）
