柏崎市の史跡飯塚邸のつるし雛見学に行ってきた。飯塚邸は平成13年に市に寄贈されたこの地域の大地主の館で、昭和天皇が昭和22年に巡幸された際の行在所となったところである。その見事な庭園は天皇陛下から「秋幸苑」の名を賜っている。平成15年から一般開放されているのだが、柏崎市民であるにも拘わらずうかつにもまだ私はここを訪れていませんでした。
近年半田コミセンの手芸教室の生徒さん達が作ったつるし雛がここに飾られるようになり、人気を呼んでいます。無精な私は半田コミセンのつるし雛もまだ見たことがなかったのです。で、この際飯塚邸もつるし雛も一緒に見ようと目論んでこの度の見学となった訳です。
門を抜けると右手と左手に上手倉、下手倉と呼ばれる大きな倉が有る。昔はここに集められた大量の米が置かれたそうな。
上手倉の前には農具の唐箕と冬期の運搬用のそりが置かれていた。
中はちょっとした2階建ての展示室になっていて飯塚家で使われていた生活用具や代々伝わる名器が置かれている。
織部四方手鉢。流石大地主の持ち物ですね。
まだまだ名品が有ったが今回はつるし雛見学が主たる目的なので、庭園紹介は後にしてそちらを急ぐ。
こちらは大きめのつるし雛で長岡市からの参加です。
どの部屋も一杯につるし雛が飾られて綺麗です。毎年これを作る方々は大変ですが、多くの方に感動を与えてくれます。毎年出品数が増え、今ではあちこちからの応募が有ります。柏崎の春のちょっとした観光イベントとなりました。
さて最後に少しお庭の方も見て下さい。
昭和天皇から「秋幸苑」と名付けられた庭
敷地は6,000㎡近くもあり、とても紹介しきれるものではない。
これはほんの一部。
昭和天皇が泊まられた行在所。
はい、暖かな日にいい目の保養をさせて戴きました。飯塚邸にもその周辺にも桜が満開でまさに春爛漫ですね。