昨年は採りに行くのが遅くなって後塵を拝したので、今年は思い切っていつもの年より早くゼンマイ様のご機嫌伺いに出かけた。で、現地について早速探し始めたが、皆目見つからない。たまに見つけてもやっと頭が見え始めたものばかりだ。あんらー、やっぱり早すぎたのね。道理で誰も来ていないワン。
帰ろうとも思ったが、折角来たのだから何も見つけないで帰るのは癪に障る。そこで比較的早く出そうな沢へ行ってみると崖に結構出ている。だがまだ少し早くてこれから漸く大きくなろうとするものばかり。やっぱり駄目かと思ったその時、同行のUさんが
「あそこに出ているゼンマイ、駄目かなあ?」
と言う。
「なに、鬼ゼンマイか?どれ何処に?ああ、あそこか。ん?いやあれは鬼ゼンマイじゃないよ。大丈夫。正真正銘のゼンマイだ。それにしても何でここにだけご立派なゼンマイが有るんだ?」
まあそんなことはどうでも良い。いそいでその場に駆け寄り、バタバタと採取する。いやあ、こんなゼンマイばっかりだったらいいのに。昨年なんか少し来るのが遅れたせいで碌なものが残っていなかった。まあ、こうなると欲が出てくる。一応下見なのだがもっとないかとばかりに辺りを探す。だが結局ここしか無かった。しょうが無いあと1週間だねと諦めて帰ることにした。さてさて次回は果たしてがっぽり採れますことやら?
P.S. 採ってきたゼンマイをゆでて干してはみたものの、あまりなの少なさに他人様に見られるとチョー恥ずかしい。来週は大量GETじゃー!