夕飯を終えてテレビでＷＢＣ、ワールドベースボールクラシックを見ながらくつろいでいたら、ピンポ〜ン！時刻は８時２０分。誰かなと思ったらＫさんだった。
「嬶が学校の飲み会で（注：Ｋさんの奥さんは小学校の教師をしている）いないから遊びに来た。メシは済んだかい？」
彼は話し相手がいないとダメな人で、一人では退屈を持て余すので、屡々こうやって我が家に闖入してくるのである。
で、野球を見ながらいつもの様に雑談に及ぶわけだが、話は今見ている野球の事から子供の教育、今話題の森友学園に及ぶ。そして教育勅語について侃々諤々の議論。当然のことながら政治の事にまで話は波及する。（まー、男って奴はどうして政治の話とエロ話が好きなんだろうね？）
さて話は今度は築地市場の豊洲移転問題に飛び火する。んでこの間の石原元都知事の記者会見の事となる。私が
「何だ、この間の石原の会見は？会見前は『座して死を待つより』とか『果し合いに行く侍の気持ち』などと大見得を切っておきながら、あの『記憶にない』だとか『覚えてません』、『浜渦を信頼して任せておりました』はねーんじゃねえの？それは部下の管理不行き届きってもんだろう。大体会社でも何でも報告・連絡・相談のホーレンソウは当たり前の事じゃないのか？部下から報告が無かったら、あの一件はどうなった？くらい聞くべきだろう。だからそれが怠慢っていうんだよ」
と言うと
「いや〜、そうなんだよねえ。石原の事だからあのクソメディア共にどんな逆襲をするかと楽しみにしていたのにあれだからなあ。石原もちょっと呆けたのかな？」
「いや、あいつは呆けてなんかいないよ。大体あいつは自分が興味ある事には一所懸命やるけど、興味無いことにはあまり首を突っ込まんからね。豊洲移転問題だって石原が都知事就任以前からの問題だから、興味無かったんだろ。」
「うん、あいつは確かにそう言う所ある。（笑）」
「俺は豊洲移転そのものに文句を言ってるわけではない。折角造った物を使いもせずにほったらかして日々維持費が掛かって行く。もし科学者の言う通り安全だとしたら、そりゃあ早く移転したほうがいいに決まってる。小池都知事が裏で外資に半額で豊洲市場を売るっていう話も見え隠れしてるしな。ただ瑕疵担保責任の件は別だ。これはしっかりと決着させねばならん。」
「俺はもうちょっと石原が毅然と答弁してくれると思ったが、あれだもんな。石原好きだったんだけどファン止めようかな。」
「オラァ、もともと石原嫌いだもんね。あの傲岸不遜な態度。人を見下したような物言い。アンタやＭさんは石原好きだかも知れないけど、オラ大嫌いだ。今度の一件で留飲が下がったぜ。」
と話は延々と続いていつしか日付が変わる。おーい、Ｋさんアンタいつ帰るんだ？オイラとっても眠いぞー！年寄りにゃ夜更かしはとっても辛いんだ。今日のブログも書けんかったし、ブツクサ・・・・・・。
午前１時となり、彼の奥さんから電話が入る。おお、やっと救いの手が来た。ここで漸くＫさん、お御輿を上げる。結局床に就いたのは午前１時４５分。ま、とんだ闖入者に掻き回された夜だったが、Ｋさんはあれで楽しそうだったから良しとするか。それにしてもお相手するのも楽じゃないな。（ボヤくな）
