すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

映画館の閉館

 全国各地で映画館の閉館が相次いでいる。と言っても元から有る映画館ではなく、新たに始めた映画館が閉館に追い込まれているのだ。つまり映画館が無くなった市や町で、映画館が無いのは寂しいと言うことで、篤志家の方や有志が集まって新たに映画館を立ち上げるのだが、当初は確かにお客は入るのだが、次第にやはり客足が遠ざかり、結局廃館に追い込まれてしまうのだ。

 映画館立ち上げに賛同し、映画を見る会に所属し、参加料を払い続けることが難儀になって来るみたいで、当初は情熱の有った会員も一人去り、二人去りと言う具合で先細りしてしまうようだ。中には篤志家の方が自ら映画館を作り、企画して上映したところも有ったようだが、廃館の理由は何処も同じようだ。

 映画の本当の面白さは映画館でなければ味わえないと思うのだが、やはりどうしてもテレビの映画劇場や、貸しビデオに押されてしまうのだろうか。私の地元柏崎市にもその昔は映画館が4館有ったが、いずれも廃業した。しかし前述のように映画好きの有志が新しくまた映画館を立ち上げたのだが、結局やって行けずに止めざるを得なかった。

 映画は文化だから映画館の無い市や町は文化都市とは言えまい。図書館や美術館も同様で有る。このうち我が市には上記のうち二つが無い。(笑)嘆かわしい限りだ。子供の中には映画館で映画を見たことがない子さえいるのではないか?

 小学校時代、校内で映画の上映会がある時はどんな映画でも胸をときめかせて見たものである。今の子供達はテレビ、ビデオ、パソコンと何でもござれの時代に育っているから、感動が無いのかも知れない。でも私は信じたい。あの暗闇の中で大迫力の画面と凄いサウンド、感動のストーリーの名画を見たら、今の子供達でもきっと感動して映画好きになるに違いないと。その機会を与えるためにも映画館の火を消してはならないと切に願うこの頃である。