我が柏崎市では企業の撤退が相次いでいる。この8月にはデパートのイトーヨーカドーが来年3月には富士ゼロックスがいなくなる。私は後者の会社とは嘗て仕事上の取引があったから、残念の一言である。
90年代は柏崎も景況感があったが、どんどん有名K業の子会社がいなくなり、寂しい限りである。これでは地元企業に就職したくても出来なくなり、若者は勢い当市を出て行かざるを得なくなる。
だから最近は嘗ての目抜き通りは火が消えたようだ。加えて原発稼働による歳入がなくなったので、何をしようにも財源がない。幾つかの企業は誘致したのだが、それより企業に出て行かれる方の被害がひどい。
斯様に地方に置いては景気浮揚感は依然として出てきていない。いや、それどころか、悪くなっている感さえ有る。何か良い対策は無いものか？大学の存続さえ危うくなっている。益々若者は集まらず、老人ばかりの死になりそうだ。
これでは地方創世どころか、地方疲弊である。政府が有効な施策を打ち出さなければ、都会と地方の格差は広がるばかりである。首相は憲法改正にはたいそうご熱心だが、もう少し地方にも気配りして欲しいものだ。
