毎年切羽詰まらないと製作開始しないオリジナル・カレンダーだが、今年はふふふ、そんな事は無いのだよ。第一毎年同じ事をしていては、人間ちっとも進歩が無いではないか。今年はもうちゃんと夏のうちから写真選定を始めているのだよ。
とは言え写真選定には相変わらず難渋した。そもそも我がグループは近年は体力の衰えから、碌な山に登っていない。しかも回数もめっきり減った。これで良い写真が撮れようか。まあ、そう言う状況でもカレンダーが欲しいという方は少なからずいるので、駄目の写真からも何とかこれはモノにならないかと、トリミングしたり、修正を施したりして選んでいる訳で有る。この辺がデジタル写真の有り難さだ。で、なけりゃアタシャとっくにこんな事止めてますよ。
でも以前NHKの「日曜美術館」で放映された山岳写真家の田淵行男の写真に対する姿勢は大いに参考になった。私もかなりそれに触発されて、今年は間際になって慌てて作らないように、しっかり準備してきたつもりで有る。一応12ヶ月全部の写真は候補がある程度出そろった。まだ何枚か差し替えたい写真が有るが、今後場合によっては撮りに行く事も考えている。
またデザイン面も少し考えた物にしたいと思っているので、目下熟考中で有る。出来上がった物がゴテゴテしすぎと批判されるかも知れないが、毎年同じスタイルでは能が無い。本当は横長カレンダーも考えてはいるのだが、今年もまた見合わせる結果になってしまった。しかし来年辺り思い切って作ってみようかとも思っている。
今年は大枚はたいてプリンターを入れ替えたので、少し発色が良くなるのではないかと期待している。でも今度のプリンターはインク代が高いんだよね。部数が多くなると懐に応えるベ。オイラのカレンダーを本当に欲しい人だけにあげる事にしよう。え、それだと作る必要は無いだろうって? それって本当に欲しがる人はいないって事か?やっぱりオイラの独り相撲?。ふん、いいもん。それだったら、オイラの分しか作らないもん。後から欲しいと言ったら一部百万円じゃー。(またそれか)