新顔にチャレンジたって飲み屋の新しいお姉ちゃんにアタックする訳ではない。(笑)第一もう歳なんだから、そんな所へ出掛けませんよ。況してやコロナなんだから。
エー、この間業務スーパーへ行ってカップ麺を買おうとした時、ふと目立ったパッケージデザインのカップ麺を見つけた。それはオイラがカップ麺を買ういつもの場所ではなく、違う所に有ったから尚更目立った。アー、オイラがいつも買うカップ麺はたぬき蕎麦ときつねうどんの2種類でそれぞれ何と68円のチョーお安い値段で有る。これに対して新たに見つけたカップ麺は何と103円もする。オイラにとって100円超えのカップ麺は高級カップ麺と言える。う~ん、どうしようかなあ。
103円もするからにはきっと具材もたくさん入って味もいいんだろう。それにパッケージデザインからすると、恐らく東南アジア系統のカップ麺だ。ならばさぞかし香辛料も利いて、ピリッとパンチの効いた味に違いない。たまには奮発して買ってみるか。いつも無難な物ばかり買っていては人間進歩がない。大いに探究心を育てねば。(たかがカップ麺でそこまで言うか?)
で、お昼になった。今日は大して食べる物も無いので、早くも件のカップ麺に手を付けることになった。どれ、開けてみるか。ふふふ、楽しみだなあ。あれ、フォークが入ってるぞ。昔、日清食品のカップヌードルが初めて世に出た時は自販機での販売でフォークが付いていた。但しあれはカップ麺と一緒に出てくるのではなく、フォークは別に自販機にセットしてある所から自分で取り出す仕組みだった。しかし、フォークだけ盗んで行く奴がいるのか、それとも他のカップ麺が出るに及んで価格競争に負けないためかは分からないが、フォークは付かなくなった。
エー、そんなことはどうでもいいのですが、このフォーク中々アイデア物で、持ち手の中程から折りたたんで有る。そして持ち手を起こして真っ直ぐにすると、持ち手の穴に折りたたんで有った側の突起がパチンと嵌まるようになって、ぐらぐらしなくなる。まあ、フォークが入っていると言うことはお箸を持っていなくても食べられるから、ある意味有難いが、家で食べる時は無くても構わない。だから入れなくとも良いから、その分値引きしてくれと言いたくなる。
ヤム、ヤムって英語で「おいピー、おいピー」って事なんだけどな。
えーとそれに椎茸入っていたべか?
え、早くカップ麺の味について書けって? ハイナー、仰る通りです。でもまずその前に初めてのカップ麺ですので解説を読まなくてはなりません。おお、やはりタイ製だったか。オイラの勘は当たったな。ふふふ、香辛料たっぷりのピリ辛タイプだな、これは。えーと、まず粉末のスープと香辛料を先に入れて、それからお湯を入れ、食べる直前にオイルを入れるのだな。アイアイサー。そうのようにして食べるぞよ。
さて3分経った。どんな味かな? ズズー。ん? なにこれ? 全然味にインパクトが無い。無難な味は味だけどね。チキンヌードルと書いてあるだけ有って、僅かにチキンの香りはするが全体的に薄味だ。日清カップヌードルの味を薄くしたような感じだ。えー、これだったらカップヌードルの方が美味しいよ~ん。折角新顔のカップ麺にチャレンジしたのに、張り合いが無いったら有りゃしない。オマケに大枚103円も出したんだぞー。
アー、タイのカップ麺製作会社君、こんな味で日本に殴り込みをかけようたってそうは行かんよ。第一値段が高いし、味ももっと個性的で無いとね。これじゃオイラがいつも食べているカップ麺に遠く及ばんよ。修行して出直してきたまえ。(偉そうにたかがカップ麺で)