山へ早く連れて行けと言うMさんのリクエストにお応えして角田山を選んだ。角田山は花の百名山としてまた雪割草(オオミスミソウ)の群生地としても有名で、全国から登山客が集まる。481.7mと言う低山ながらも真冬でも登れるし、春は花が豊富とあって人気の山なのだ。
角田山は10ものコースが有っていつもは雪割草が多く咲いている桜尾根コースから登って灯台コースへ降りるのだが、登山客が多いので今日は福井ほたるの里コースを登ることにした。本当は下の登山口から登るのが普通なのだが、トイレへ行きたかったので福寿院と言うお寺が有る所にトイレがあるのでそこまで車で行って登ることにした。これでかなり体力温存できました。
出発しようとしたら自然監視員のおじさんがやって来て色々とコースの説明やらお花の事やら教えてくれて、おまけに角田山のミニ冊子まで戴きました。ラッキー!
雪割草の盗掘は無いか、またコースの花は傷められていないか、自然監視員さんはこの時期見回りに忙しい。でも私たちには親切にいろいろガイドしてくれました。
出発してすぐに雪割草やキクザキイチゲにお目にかかりました。この辺の雪割草は移植したものだそうですが、登山客を喜ばせてくれます。
今年初の雪割草とご対面。後で纏めて雪割草ショーをやりますから、期待していてチョ。
道は比較的なだらかでこのまま前方へ進むのだと思っていたのだが…。
歩き始めて30分ほどの所に有る鉄骨造りの東屋。屋根が無いよ〜。
それに何故か道の真ん中にある。(笑)
どうも真っすぐ進む方向に山は見えず、左手の方に山が聳えている。ひょっとしてあの山へ行くのか? でもなあ左に行くと一旦鞍部へ下りてまた登ることになるのだが…。
と思っていたらやはりそうでした。ここから左へ舵を切り鞍部へ向かいます。
ハイ、山登りは低山と言えどそんなに甘くありません。
鞍部を過ぎて急登に差し掛かります。要するに今までは前山で、ここからが本山と言う事になる。
頂上まであと15分ほど。ベンチで一休み。でもこのベンチも道の真ん中にあります。要するにちゃんと休みなさいって事?
頂上です。角田山の頂上は広くあちこちでお弁当を広げている光景が見られます。
頂上はもっと風が有って寒いかと思ったのですが、比較的暖かったのには助かりました。ゆっくりと昼食を摂っている間にも登山客が次々と到着します。
さて腹ごしらえも出来たので下山に向かいます。帰りはゆっくろ花を見て行こうと思います。と言っても登山口辺りにしか無かったけど。(笑)
キクザキイチゲ(青)
キクザキイチゲ(白)
キクザキイチゲ(拡大)
たった一輪ありました。カタクリ。
と言う訳で春一番のお山で爽やかな一日を満喫しましたが、私は前日の水仙移植の疲れもあってくたびれましたあ。帰りに岩室温泉「よりなれ」へ寄って汗を流して帰宅の途に就きました。