町内の遊休地に水仙が生えている所があちこちにある。何年か前から生えているのだが、近年とみにその数を増して大株となって、花の咲く時期には近くを通る人の目を楽しませてくれている。だが惜しむらくは叢の中にあるのが多いため、イマイチその綺麗さが伝わってこない。
そこでもっと他の目立つ場所に植え替えようではないかと予てから町内のＳさんと計画していた。雪が有るうちは駄目なので雪消えをまって漸く今日着手した。遊休地にある水仙の群落は見事なもので、いつの間にこんなに増えたのかと思うくらい沢山になっていた。
その中からほんの一部だけを掘り起こして集会所の土手や調整池沿いに植えた。ところがこの土手の所が中々難物だった。芝が根を張っている上に地面の中に沢山砕石などが入っていたからだ。スコップを思い切り立てるのだが、中々掘り起こすのが容易でない。水仙さん、こんな劣悪な環境で果たして無事に根をつけ花を咲かすことが出来るのか？
悪戦苦闘２時間半。どうやら土手に何とか植え替えた。調整池の所は打って変わって土が柔らかかったから、こちらはスムーズに植え替え出来た。さあ、ちゃんとこの春は花が咲いてくれるかな？ 首尾よく咲いて道行く人にも楽しんで貰えたら嬉しい。Ｓさんも私もそれを楽しみにしている。
町内会長最後の仕事がどうやらこの水仙の植え替えとなりそうだ。空いてる所がまだ有るけどそれは次の会長さん、頑張って植えて頂戴な。
