すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

三度目の常念岳登山その2

 さて翌朝朝4時に起きて窓の外を見る。まだ外は暗いがどうやらガスは掛かってないようだし、風も無い。これは大いに期待ありだ。山小屋から出て御来光を待つ。薄闇の中に常念岳が聳えているのが分かる。このままどうか頂上に行くまでガスが掛からないでくれと祈った。

夜明けを待つ常念岳

薄闇の中、槍・穂高連峰が顔を見せた。

東の空が朝焼けに包まれる。常念乗越の夜明けだ。

 朝食は朝の5時半。もう出発した人もいるとみえて食堂に集まる人たちは夕べよりずっと少なかった。口々に今日は天気が良さそうだねと期待に胸を膨らませているようだ。

朝食。何故か朝食というと決まって鮭の切り身がつくんだよね。

朝の陽光を浴びる槍・穂高連峰。昨日は見えなかった槍もくっきりと
その姿を見せている。

今迄まともに見た事が無かった常念岳の勇姿。
さあ今日はしっかり登るぞ!

 しっかり朝食を食べていよいよ朝6時に登山開始です。一晩寝たお陰で疲労も幾分回復したようです。さあ進撃開始。標高差391mを一気に登ります。

頂上まで1時間以上たっぷり掛かる。一歩一歩急登を確実に前進です。
後ろの山は横通岳(よこどおしだけ)。

岩ゴロゴロの道を行きます。

トウヤクリンドウが登山道のあちこちに咲いています。

快晴と言うより薄曇りなのですが、周囲の山々はハッキリと見えます。
薄日が差してきました。

大天井岳(おてんしょうだけ)の向こうに裏銀座の山々が見えます。

常念岳から三つ股への道の分岐点に来ました。
前回来た時はガスに包まれてさっぱり周囲の様子が分からなかったが
今度は良く分かる。

剱岳立山から後立山連峰の山々です。

立山剱岳方面をアップです。

餓鬼岳、鹿島槍ヶ岳方面です。

 中々頂上は遠い。頂上かと思われた地点はそうではなく、ガックリしながらも漸く頂上への尾根に出る。途端に今迄見えなかった向こう側の景色が目に飛び込んできた。

富士山が雲海に浮かんでいた。

おや、こんな頂上近くにもおキノコ様が・・・・。

八ヶ岳方面

 頂上に着いた。三度目の正直成りました。初めてガスに包まれていない頂上に立てました。相変わらず頂上は狭いが、360度しっかり周囲が見渡せます。ここからで無いと穂高のお顔を見る事が出来ないから、感激も一入です。後から頂上に来る人もみな感激の表情です。お互いの写真を取り合いながら、喜びを分かち合います。遅れてやって来たUさんやMさんも記念撮影です。特にUさんは4度目にして初めてこの景色を拝めたのですから、頑張った甲斐が有るという物です。

頂上

八ヶ岳(左)、南アルプス方面

奥穂高岳の勇姿

槍ヶ岳から明神岳までの大パノラマです。

頂上標識と槍ヶ岳

蝶が岳方面

上高地方面

槍ヶ岳アップ

 狭い山頂にいつまでもいては後からやって来る人の邪魔になる。後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にした。しかし下山途中も十分に周囲の景色を堪能しました。

燕岳、針ノ木岳方面

 後は下山を頑張るのみですが、疲れ切った身体には下山も応えました。途中にあった花が癒やしです。下山後は三つ股登山口の方にあるホリデー・ユー四季の郷に寄り登山の汗を流しました。露天風呂からはたった今下山してきた常念岳が見えて良かったですよ。

ゴゼンタチバナの実

センジュガンピ。ありゃあ、ちょっとピンぼけになっちゃった。

オタカラコウ

チョウジギク

サラシナショウマ