久しくお山へ行ってなかったので、Mさんのプロデュースにより、赤城山系の地蔵岳に行く事にした。赤城は3年前に鈴ヶ岳へ行ったが、それ以来だ。Mさんに依れば、頂上からの眺望が抜群なのだそうな。しかも35分程度で行けるというお気楽登山。暫くぶりなので、たまにはそれも良いか。
観光案内所へ行く途中、多くの自転車が登っていったが、到着するとそれが判明。自転車のヒル・クライムの大会でした。トイレに寄ってから、案内看板を見ると、どうやらここからも地蔵岳へ登れるらしい。そこで当初予定していた八丁峠からのコースを変更して、こちらから登る事にした。風が中々冷たかったが、登る頃になると、日が差してきたので、幾分すくわれたが、何せ標高が1,400mあるし、まだ午前10時頃だったから、流石に寒かった。
赤城の観光案内所に到着。ここは標高1,400m有る。
電波塔が沢山立っている所が、これから目指す地蔵岳の頂上だ。
案内看板を見ると、どうやらここからも登れるようなので、予定を変更。
今日は自転車のヒル・クライムの大会をやっていた。
この辺りの樹木には宿り木がやたら寄生していた。
牧場の脇の道から登山道へ入ります。
樹林の間からは上州穂高岳方面の雪を被った山々が見えます。
寒いので、霜柱が立っていました。
3年前に登った鍬柄山と鈴ヶ岳が樹間に見えます。
昨日は少し雪が降ったようですが、コースの分岐点を過ぎる辺りから残雪がありました。固く締まっているので、滑らないように注意しなくてはなりません。
コースは最初から急登で、年配の方達もいましたが、休み休み登っておられたようです。あまり道はジグザグになっていない、直登なので尚更キツイ。なまった体には応える~。(笑)
電波塔の建っている地点に来ました。頂上はもう目と鼻の先。
視界は360度良好。晴天なので、雪山が一層映えます。
着きましたあ~。頂上は広々としています。景色は抜群。時間がまだ早かったので、下山してからお昼にしようということにしていたので、ザックを置いてきたが、失敗したなあ。こんなに眺望がいいなら、少し寒いがここでお昼にすべきだった。
赤城山の主峰、黒檜山と大沼(オノ)
真ん中の雪を被った真っ白な山が上州穂高岳、その右隣が尾瀬の至仏山。
ふと後ろを振り向くと富士山が見えていました。予測していなかっただけに嬉しい驚きです。でも手前の建物が邪魔だなあ。
そこで場所を変えて撮り直し。こんなに大きな富士が見られるなんてラッキー!
景色を十分堪能して下山します。お昼は大沼(オノ)で摂る事にしました。
標高が高いので、まだ芽吹きが始まってなく、少し残念ですが、陽光が湖を照らし、爽快な気分にしてくれます。
登るときには気付かなかった句碑が登山道の入り口に有りました。赤城山のあちこちにどうやら句碑は有るみたいです。これは金盛草鞍子の句。「めざむれば 旅にしありぬ 虫しぐれ」と読める。おお、学がある~。エヘヘ、調べたんだよ~ん。(黙ってりゃあいいのに)
さて大沼へ下りてきて、赤城神社が見える東屋でお昼です。ここはかなりの数の観光客が赤城神社目指して行きます。平成も最後だから、記念のお札が欲しいのかな?
湖に突き出た赤城神社がなかなか絵になる。
はい、ちゃんとお参りして旅の無事を祈りましたよ。
さて当初登る予定だったコースの登山口を確認しておこうではないかと、そこへ行ってみました。
当初登る予定だった八丁峠からのコースの登山口。
後は小沼(コノ)や覚満淵を見て帰ろうという事になりました。どの湖も透明度が高くて綺麗。
小沼(コノ)
覚満淵入り口
覚満淵。まだまだ春はここには来ていないようで、日差しはあるものの、少し寒く、花はまだ有りませんでした。
それでも小さな水芭蕉を見つけました。どうやらこれからが咲き始めのようです。
帰路の途中、座禅草群生地の看板を見つけたので行ってみる事にしました。(道草食うのがお好きな事)
座禅草群生地近くの看板。
残念ながら座禅草の花の時期は終わっていました。立て看板によると、花の時期は3月中旬だそうです。見たかった~。
座禅草の代わりにマムシ草が咲いていました。似ていますけどね。(笑)
お天気は良かったし、頂上からの眺望が良かったので、皆満足の今回の山旅でした。久々に大自然の懐に抱かれて、気も晴れ晴れしました。自然に感謝ですね。