すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

嵩山登山

 お天気が良さそうなので春山の第2弾、群馬県中之条町に有る嵩山に行ってきた。標高僅か789mの山だが、お散歩クラブの山としては手頃だろう。道の駅たけやまから出ている登山口から登る。西登山口(表登山口)から登り、東登山口へ降りてくる1周コースだ。所要時間もあんまり寄り道しなければ2時間20分程度で回ってこれるホントお気楽な山だ。但し整備されているとは言え昨年登った岩櫃山同様岩山なので十分注意が必要だ。

うーん、堂々たる岩山だよ、こりゃあ。

道の駅たけやまにある登山口から登る

嵩山は小天狗、中天狗、大天狗、不動岩、獅子鼻、五郎岩、烏帽子岩などあちこちにピークが有る信仰の山で、札所の様に1番から33番まで有り、観音様が各々の場所に祀られている。今回は少し離れた所に有る獅子鼻、五郎岩、烏帽子岩以外は全部回ってこようという計画だ。(まあ、ホントは適当に回るつもりだったんだけど、時間がだいぶ余裕が出来たので臨機応変に変更)

札所の如く観音様が配置されている。

道標がしっかりしているし、至る所にベンチや東屋が有るので便利だ。

小天狗頂上

小天狗頂上より雪を被った谷川岳方面

今度はちょっと怖いぞ。不動岩へは鎖で登らなければならない。
同行のUさん、Mさんはパス。しょうがないから私が登って
証拠写真を。

不動岩頂上。周りは断崖絶壁。定員一人。落ちたら即死。
いや〜ん、お不動様が睨んでる〜。

ハイ、本日のメイン・イベント。胎内くぐりでございます。コースタイムには入っていなかったところだが、時間はたっぷり有るし、折角ここ迄来たのだから、寄って行きまっせ。潜れば何か御利益有りそう。

胎内くぐり看板

どっひゃー、こんな狭いとこ抜けるのね。
リュックを背負ったままではとうてい抜けられませぬ。

Mさん。「で、出られん。アヒー!」
(ハイ、ダイエットしてね。)

胎内くぐりを抜け、少し下ったところの登山道に
被さるように有る大岩。く、崩れたらどないしょう。
(考えるな、アホ!)

嵩山は戦国時代岩櫃城の支城が有ったところだが、真田幸隆に攻められ、城主は自決し、家臣たちも後を追ったと言われる悲話の山だ。その霊を慰めるために嵩山33観音の石像が建てられたと言う。

実城の平(無情の平)看板

西国秩父観音群。70体の観音菩薩と1体の阿弥陀如来
安置されている。なにやら会議をやっているようですな。

中天狗へはオイラとUさんが行く。頂上からの展望は小野子山方面と大天狗方面だけであるが、お天気が良いので高いところは気分が良い。さて最後のピーク大天狗へ。

ここから3本連続の鎖場で有るが、傾斜が緩いのと
手がかりが有るので、どうってことはない。

着きました。大天狗兼嵩山頂上です。先客二人。
女岩と呼ばれる岩が有るので、私だけ上に登る。

女岩の上から。ちなみに男岩は全く別の所に有る。
絶景じゃ〜。

 
下山も一升清水やら弥勒穴やら立ち寄って無事登山口におりました。
高山村の高山温泉ふれあいプラザに寄って汗を流し、帰途につきました。

一升清水。数体の観音様が有りました。

弥勒穴の第19番観音様

高山温泉ふれあいプラザ