すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

雪のない元旦

 朝起きてみると雪が降っていて、辺りは薄白く雪化粧していた。だがそれも雪が雨に変わり、あっという間に溶けてしまった。取り敢えず元旦は雪がない状態で迎えることが出来た。

 元旦早々除雪なんてしたくない。何年前だったか大晦日に姉の家に泊まり、翌朝帰ってきたら、除雪をしなければ車庫に車を入れられないくらい降ったことが有った。あんな事はまっぴら御免だ。

 やはり元旦の朝はゆっくり出来た方がいい。それから朝食を摂り、年賀状が来てたら、それを見て楽しむ。でもその楽しみが今年は喪中なので無いのが残念だ。まあ、その分閑なので何処かへ行こうかと考えたが、生憎お天気が悪いので、何処へ行く気にもなれない。どうやらこの一週間はずっとお天気が悪いようだ。日本海側はこれだからねえ。しょうがない、今日一日はテレビを見て過ごすか。

 でも雪のない正月はいい。これが絶え間なく雪が降ってるようだと、おちおちテレビも見ていられない。こればっかりは太平洋側に住んでいる人は分からないだろう。除雪ボランティアをしていれば尚更で有る。何処かへ遊びに行くなんて閑は無くなる。

 げに雪のない正月は有り難い。だから少々お天気が悪かろうが、何だろうが、雪さえ降らなければ文句は言ってはいけない。でも雪が降っていいことも有る。それは雪の晴れ間に見える青空で有る。これが堪らなく嬉しいのだが、雨が降るような天気だったり、曇り空の日が続いたりすると、こういう空は拝めない。皮肉な物だ。

 でもでも、それでも雪は降らない方が有り難い。これが雪国に住む者の実感だ。それだけ雪国に住む人達は長い間雪と格闘してきたのだ。高齢になると尚更雪が降らなければと思う。現に私の家の向かいのMさんは72歳で一人暮らし。股関節を痛めている関係も有って今冬の雪処理に頭を悩ませていた。家の前に消雪パイプを敷設してあってもだ。それで長年住み慣れた家を手放し、街中のアパートに引っ越していった。雪さえ降らなければである。

 雪に困る時期はほんの2ヶ月余りで有ろうが、それでも高齢者にとっては家の面倒を見るのがしんどいのだ。だから雪のない正月を迎えられると言う事は、雪処理の期間が少ないことを意味することでも有るのだ。だから何度でも言おう。雪のない元旦はいいねえ。