すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

初春は先ず温泉だべ(閑だから長いです)

 正月は反って我が家は普段より閑で有る。お天気も悪いし、外はダメ。そこで家にばかりいてゴロゴロしているのにも飽きたので、温泉に行くことにした。どうせなら地元の温泉より、普段行かない所の方がいい。

 んで、雪見見物も兼ねて松之山温泉に行くことにした。松之山温泉は日本三大薬湯の一つだから名湯と言えるだろう。外がいくら寒くても温泉で体はポッカポカ。これはいいなあ。

 思い立ったら即実行。ぐずぐずしてると我が家は直ぐに邪魔者が来る。(笑)箱根駅伝も気になるけど、往路の経過は車のラジオで聴けば良い。出発じゃ〜。我が家周辺は全く雪がないが、鯖石地区に入ると雪が出始めた。そして旧高柳町に入ると結構有る。今でこそ温暖化で余り降らなくなったが、私の学生時代は冬ともなれば積雪2mにもなった地区だ。

 やがて十日町市松代地区に入ると雪の量がまた増える。しかしまあこの辺りでは冬としてはまだ少ない方で有ろう。車は松之山地区に入り、道路上の雪も格段に増える。除雪車が出ている所も有った。

 さてもう少しで目的地と言う所で道を間違えた。何度も来ている所なのにどうしたことか。う〜む、雪のせいで看板を見落としたかな? どうやら国道353号線へハンドルを切ったのが拙かったらしい。つい除雪が綺麗に行われている方へ行ってしまった。

 さて行けども行けども中々温泉街が見えてこない。何だか周囲の風景もいつもと違っているようだ。トンネルを幾つも抜け、長い下り坂になるに及んで漸く間違いに気がついた。(気付くのが遅いよ!)そういえば松之山地区に入ってから気になる交叉点が有ったんだけど、あそこでもうちょっと落ち着いて確かめれば良かったと悔やんだが、後の祭り。泣きっ面に蜂で、この頃より雪の降りが激しくなってきた。あんらまあ、どうしまひょ。(知るか!)

 車を方向転換して戻る。間違えた所はやはり気になった交叉点だった。ハイ、今度は間違えませんよ。程なくして温泉街に着く。えーと、やってるかどうか確かめて来なかったけど、多分やってるだろう。(お馬鹿、やってなかったら、どうするんじゃ?)

 車を駐めた駐車場は雪ですごい。ここも折しも雪が猛烈に降っている際中だった。さすが名うての豪雪地帯。積雪1m以上は有るだろう。それにしても車で僅か1時間くらいの所で雪が全くない所から1m以上も有る所に来たんだから、この劇的変化は凄い。

温泉街の道路。この道は消雪パイプが入っているので
雪が少ないように見えるが、実際はとんでもなく有る。

 えー、道を間違えてしまったお陰でとっくにお昼になってしまった。まずは腹ごしらえをしなければならぬ。ここへ来て良く入るのが「滝見屋」と言うお蕎麦屋さん。店主が東京帰りでジャズ、オーディオ好きなお方。然程広くない店内を益々狭くするようにオーディオ器機や絵画が置かれている。(笑)ジャズ、オーディオ、絵画、蕎麦ときては丸っきり私と同じ嗜好ではないか。こりゃあ入らぬ訳には行かぬでござるよ。

滝見屋さん。レトロなアース製薬の看板も掛かっています。
(わっかるかなあ?)

赤い郵便ポストやら何やら、レトロ調の物で店の入り口は一杯です。

 ここのお店の看板メニューの鴨南蛮を注文しようとしたが、鴨が無く、肉南蛮蕎麦なら有るという。まっ、しょうがないか。蕎麦を戴きながら箱根駅伝を見る。おお、往路優勝は東洋大学じゃのう。あら、青学はずーっと遅れとるわ。こりゃあ今年は優勝ダメかな?

 お店が立て込んできたので、いつまでも駅伝を見ている訳には行かない。目的地の「鷹の湯」へ。やっててちょうだいね。(笑)

「鷹の湯」営業してました。ここはお湯が熱くていいんだよね。
料金も500円と安いし。(選んだ一番の理由はそれだろ)

露天風呂だよ〜ん。

露天風呂の向こうは川を挟んで急傾斜の崖になっており
雪崩でも起きようものなら、即お陀仏ですな。
(余計なこと考えるな、アホ!)

 折角雪道を長いこと運転してきたんだから、元を取らねば損。ゆっくりとお風呂に入ること45分。暖まりましたよ〜。やっぱり温泉はエエなあ。ここでズーッとゴロゴロしててもいいんだけど、休み場所がそんなに広くないし、少し寒いので帰ることに。

軒に積もった雪の高さを見れば、その量が分かろうというもの。
でもまだまだこれはほんの序の口。この辺りでは積雪3m以上になる。

 外へ出るとやっぱり寒〜い。車の所へ戻ってみると、雪をすっかり被っている。凄い降りだねー。松之山を後にして帰路につくが、段々と降りが弱くなる。あの地区は特別に雪雲がかかっているんじゃんかろうか。で、なきゃ、あんなに降らないよね。

 車に積もった雪も家に着く頃にはすっかり落ちたり、溶けたりして無くなっていた。あの凄い豪雪地帯へ行ってきたのがウソのように。