すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

お粗末な政府の新型コロナウィルス対策

 毎日のようにワイドショーや報道番組で新型コロナウィルスの事が話題になっているが、今日は政府が改めて基本対策を発表するとかで、少しは対策が前進するかと思ったが、ほとんど変わりなかった。残念至極である。

 

 今一番やって欲しい民間へのPCR検査移行は将来的に検討していると言うような極めて悠長な話で、国民の不安をちっとも解消するに至ってない。各番組に出演される臨床医の先生方が口を極めてPCR検査の民間移行を仰っているのに、政府は何を考えているのか、早急に実行に移そうとしない。政府が委託している公の検査機関である国立感染研究所や民間検査会社で一日の検査数が3,800件は可能と発表しているにもかかわらず、この3日間の件数は数十件から百数十件でしか無い。

 

 毎日のように患者が増えて言えるのに、これでは政府の検査機関がまともに機能していると思えない。発熱が有った人などは疑心暗鬼で毎日を過ごさなくては成らないのだ。お隣の韓国ではもう既に4万人を超える検査件数が有るのに、一体日本政府は何をもたもたしているのだと言いたい。今日、加藤厚労大臣は「先手先手で対策を打って行きたい」と言ったそうだが、私に言わせれば完全に政府の対策は後手後手に回っていると指摘したい。それはクルーズ船における隔離の仕方を見ても明らかだろう。

 

 そもそもPCR検査の民間許可を出さないのは、患者発生数を抑えたいためなのか?もし民間検査を取り入れれば、韓国のように爆発的に患者数が増えるのを懸念しているからか?しかしこれはとんだお門違いで有る。今の政府の指針だと、発熱が有る場合、4日間は自宅待機と言う事になっている。しかし、自分がどんな病気か分からずに、自宅待機して、万一新型コロナ肺炎にかかっていたら、同居家族に高齢者でもいたら、直ぐに感染し、重症化しかねない。事実クルーズ船内ではそうした事例があった。患者の行動制限を掛ける為にもPCR検査の拡大は必須であろう。

 

 今やるべき事は、速やかな病気診断と新型コロナ肺炎のための病床確保であろう。それが今の指針だと逆に患者を飛躍的に増やしかねない。一体どう言う思惑で今のような指針にしているかちっとも分からない。患者数が増えると世界各国から東京オリンピック参加辞退を言われるからとか思ってるのでは無いだろうか。東京オリンピックと国民の命を天秤に掛ければ答えは自ずから出るはずである。

 

 しかも政府は自分で決断する事が出来ず、集会や大会行事などは主催者判断として、主催者に丸投げである。後で責任を追及されるのがよほど嫌なのか? しかし各主催者が足並みをそろえなければ感染拡大防止には繋がらない。思い切った判断が必要だ。もしそれで一時的に事業や商売に差し障りが出ても、先の不幸を考えれば、国民も辛抱するはずだし、早く収束すればそれだけオリンピック開催の道が開ける。今の政府のやり方はオリンピックを開きたいが故に、自分で自分の首を絞めてるようなものだと思うが、皆さんは如何思うでしょうか?