すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

コロナ禍対策

 一都三県に出されていた緊急事態宣言が今日解除になった。しかし人出は今日も増えたらしい。やはりねと言う思いである。確かに飲食業の方にはこの緊急事態宣言は死活問題であろう。だが、これは政府が十分に休業補償すれば解決する問題である。それを出し渋っているからおかしな事になる。また十分なPCR検査を行わないで市中感染率が分かるはずもない。自分が陽性者と分かれば出歩くことはなくなるだろうし、ある程度飲食業の営業規制も緩く出来るはずだ。それを碌に調べもしないでただかけ声だけの自粛要請を行えばいいというものではない。

 

 そもそも我が新潟県はここのところ患者発生数が0の日が無い。いや、それどころか段々増えてきている。同様に他県でも例えば宮城県など発生数が三桁に昇った日がある。こんな状況で解除宣言を出していいはずがない。例え緊急事態宣言にそれほどの効果が認められなくなってきているにしてもだ。解除するのと出し続けているのとでは、やはりそれなりの差があろう。今はとにかく患者発生数が抑えられることなら、あらゆる手を尽くすべきだ。政府筋がそう言ってもいつも口先だけで具体的な対策が余り示されないのは如何なものか。

 

 大体政治家先生は責任を取らない方が多い。どんなに失敗をしてもああだこうだと言い逃れをしたり、しょうがなかったと開き直ったりして、絶対にその役職をお辞めになったりすることはない。仮に辞めることがあっても議員辞職まではしないし、またその程度の事では責任を取ったことになるまい。

 

 最近は総務省絡みの接待事件などで色々と国会が騒がしいが、会社や官僚が処罰されたり更迭されることがあっても、当の大臣は責任を取らないのだから呆れたものだ。コロナの対策を誤り、患者を多く発生させたり、死なせたりするようなことが有っても、恐らく国は何ら責任を取るまい。だからこんなおざなりの対策しか出来ないのだ。本当に国民の命の尊さを考えるなら、もっと誠意有る対策を施して貰いたいものだ。

 

 一方この状況下に置いてもまだオリンピックは諦めていないのだから恐れ入る。コロナ患者増大の不安を抱えながら開催してどうするのか。しかも飲食業者やイベント開催者、医療従事者、観光に携わる人達には未だ満足な保証をしてないのにだ。オリンピックに金を掛けるくらいなら、これらの人達に十分な保証が出来るはずだ。

 

 大体がオリンピックはコロナに打ち勝った証として行われるのではなかったのか? 感染者が増えつつ有るのに、どうして打ち勝ったことになるのだ。オリンピックを開きさえすれば、打ち勝ったことになるのか? 余りに今の政治家は自分の名誉を求めすぎる。名誉を求めようとするならば、まずは国民の暮らしと安全を守ることだろう。そうして結果が付いてくれば、国民は自ずとその施策者に尊敬の念を抱くだろう。それが名誉なのだ。

 

 今の状況は一つにコロナワクチンに頼っていると言っても過言ではあるまい、情けない限りである。感染症対策の専門家が昨年から口を酸っぱくして言ってきた検査数を増やすことや、コロナ専門病院の設置などは一体いつになったら行われるのか。原発事故の時もそうであったが、こう言う非常事態になった時が政府の力量と覚悟が問われるのである。