暇だからテレビを見ていたらたまたま二日続けてフランス映画にあたった。最初の映画はかったるくなって途中で見るのを止めた。二日目の映画は聞いたことのあるタイトルでコメディー映画だったがこれも何か刺激がなくて同じく途中で電源を切った。気が乗らなかったのかもしれないが、つらつら考えるにフランス語で会話されていることにその遠因があるのではなかろうかと考える。私はどうもあのフランス語独特の口先でゴニョゴニョと喋る発音が嫌いなのである。どうも何だかはっきりせず聞き取りづらいのだ。女がもじもじしているようでスカッとしない。そこへゆくとドイツ語などは硬派の感じがしてよろしい。フランス語はいかにも軟派と言った感じである。勿論フランス映画の中にもいい映画はたくさんあるし、私の好きな映画もある。だが英語やイタリア語などで話される映画より見る頻度はぐっと少なくなる。英語やイタリア語などだと少々つまらない映画でも我慢しても見ているのにことフランス語だとダメなのである。
外国語はまあ英語は何とか少しは喋れるし、ドイツ語にも手をだしたことはあった。しかしフランス語だけはどうにも手を出す気になれなかった。友人のKさんはフランス贔屓でシャンソンのレコードも結構持っているし、フランス映画も好きである。彼は美術教師だから文化の香り高いフランスに憧れるのだろう。(このフランス被れめ!)まあ、その点はいいとしてもフランス語には違和感は覚えないのだろうか?無論私がこんなことを言っても「外国映画は吹き替えでなければ字幕スーパーなんだから、どれも同じだろうが。」と一蹴されるに決まっているが・・・まあ私には嫌いな食べ物が存在するように嫌いな言語が生理的にあるのかもしれない。確かにフランス語は女性にとってはお洒落に聞こえるようだ。イケ面の男性に甘く耳元で囁かれたら舞い上がってしまうかもしれない。さあそこでだ。イケ面でない私としてはこれが癪に触る。テメー、キッタネーぞ、フランス語で引っ掛けるなんて。と罵詈雑言の一つでも浴びせたくなってしまう。まあ、持てない男のやっかみですね、ハイ。フランス語はイイ男、イイ女が話してこそ絵になるようで。
という訳でグジュグジュとフランス語の如く愚痴って疲れたからお昼寝。