すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

入院

姪っ子の中学1年生の息子が先日交通事故で入院した。右頬と右腕の骨折だった。自らの自転車による飛び出しが原因で黄昏時の事故だった。ここで自分のことを振り返ってみると我が家はチョー貧乏だったので病気やケガが出来なかったなあと思うのである。そもそも私は子供時代、その頃の子供に似合わずやんちゃとか無鉄砲などという言葉が当てはまるような子供ではなく、どちらかというと危険なことからは出来るだけ遠ざかるようにしていたのである。これは子供心にも自分の家は貧しいから怪我をして親に迷惑をかけないようにしよう、と言う気持ちが働いていたのであろう。だから子供時代にスキーなどはしなかった。(尤もするような金もなかったのであるが・・・)また高校生になっても事故を起こした場合怪我をする確率の高いバイクは運転しなかったのである。これに比べて今の子供たちは裕福とは言えないまでも我々の時代とは違って中学卒で働かなければならないほど家庭の経済状況は貧しくない。昔だったら中学2年生になる頃はあとわずかで社会にでて親を少しでも助けなければならないという自覚が備わっていたのである。今の中学1年生のなんと子供子供していることよ。体格は我々の時の高校生並みの体格であるが自覚と責任感はさながら小学3年生並みである。昔はケガを出来なかったのである。今の子供はいじめにあっても簡単に自殺をする。何かひ弱い感じがする。もちろん陰湿かつ執拗ないじめは昔はなかったかもしれないが、自分の体は自分一人のものではないし、自分で傷つけていいはずな訳がない。生活に自覚と責任感を持て!と私は言いたい。
 話は変わるが自らを振り返ってみると、そう言えば入院したことがないなと思う。42歳の厄年の時に肺炎を患ったことがあるがこの時も入院はまぬがれた。また30代の時に左中指を潰したときも入院はしなくて済んだ。もっとも入院なんぞしていたら仕事が出来なくなってどう仕様もなかったのであるが。病は気からと言うけれど私の場合その言葉がピッタリ当てはまるようだ。とにかく床についたら仕事ができなくなるから、少々の風邪では寝るようなことはなかったし、風邪をひかぬよう心掛けた。事実私は高校3年生の夏に風邪をひいて寝込んで以来、今日まで風邪で寝たことは無い。と言って生まれつき丈夫な体質かというとどうもそうではないように思う。実際小学生の頃はよく熱を出して寝込んでいたものだ。ただ父の仕事を引き継いでからは病気が出来なくなったと言っても過言ではない。若い頃は昼間は仕事で汗を流し、夜は家庭教師をしていて家に帰れば夜の11時を回っていたなんてことはざらにあった。もちろん休日は盆、正月以外なかった。だからその頃は入院でもしなければゆっくりと休むなんてことは出来なかったのである。(と言ってもちろん入院なんて出来る訳もないが・・・)とにかく持っている責任と自覚が今の人達とはちょっと違っていたように思える。無論私の生き方がいいと言っているのではない。働く時は一所懸命働き、休む時はしっかり休んで英気を養っている方がいいに決まっている。ただ自立の心と責任感だけは失って欲しくないなと姪っ子の息子の寝ている姿を見て思った次第である。(おお、今日の話は見事に格調高く収まった、オッホン。)