交友のある鯖石走ろう会のＯさんは農家をやっていらっしゃるが毎年コシヒカリの新米を分けていただいている。沢水で作ったコシヒカリだけにとても美味しい。今年も先日戴いてきた。いつもは早速精米するのだが、今年は思うところがあって玄米で食べてみようかなと思った。で、炊き方を色々とインターネットで調べてみて、東北地方で行われている〝ビックリ炊き”と言うのがお手軽だったので早速試してみた。”結果は甘味があってパサパサはしていないのだけれど弾力があってそんなに悪くはなかった。だが炊飯器で炊く訳にはゆかないので傍についていなけりゃならないのと焦がす恐れがあるのが難点だ。ノメシコキの私にはふさわしいとは思われない。では発芽玄米にするのはどうか？発芽玄米はただの玄米より栄養価が高いらしいし、発芽玄米を作る機械も売っているらしい。発芽玄米の利点は普通のお米と同じように炊飯器で炊けることにある。だが安いものでも￥19,800する。これだと新米のコシヒカリもう後何十ｋｇ買える？あほらし、止めた。で、炊飯器のマニュアルを見ると何のこっちゃ、ちゃんと玄米を炊けるではないか。こちらも試してみる。上手く行ったが〝ビックリ炊き”程の甘みと弾力は無い。ま、しょうがないか、楽が出来るのだから。私の場合、何事も面倒で無い方が優先されるのである。第一玄米で炊こうと思ったのは米を研ぐのが面倒くさいからだ。それに精米に行かなくても良い。おまけに栄養の度合いは言わずもがなである。なーに、食感がどーの、見たところがどーのなんて関係ない。先ほども述べた通り、面倒で無い方が優先されるのである。大体私は以前は白米に黒米を混ぜて炊いたり、発芽玄米を混ぜて炊いたりして食べていた人間であるから何の違和感も無い。なぜ今まで玄米にしなかったのだろうと思うくらいだ。これぞまさしく私が金科玉条としている「ノメシコキの勝利」である。これでわざわざお高い「ぬか源」なんぞ買わなくてすむ。まさしく一石二鳥である。
と言う訳で今日の結論：皆さん、変な健康食品なんぞ買わないで玄米を食べよう。
