すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

谷根のあかり

今年で3回目になる「たんねのあかり」を夜見に行った。天気は幸い良かったので安心して見ることが出来たが、流石にこの時期は夜は冷える。大小様々なビンやペットボトルの中に蝋燭を入れて燈した灯りが幻想的に揺れる。谷根は米山大橋の下、青海川から山手に入った部落で平家の落人部落だとも言われているところだ。今は過疎の部落といっても良いだろう。最近まであった小学校も廃校になった。三階節でお馴染みの米山の麓の部落でもある。集落の中心を流れる谷根川には鮭が遡上する。その川や集落のあちこち、土手、田んぼに無数の蝋燭が燈され素晴らしいイルミネーションとなっている。今年は大勢の人で賑わい、カメラを手に写真を取ったり、三脚を立てて本格的に撮影している人達もいた。旧上米山小学校のグラウンドでは歌手を呼んで歌を歌ってもらったり、炭火を起こして岩魚を焼いたり、焼きそば、鯛茶漬け、フライドチキンやフランクフルトなど縁日の定番フーズなどを売っていた。寒かったので大いに売れたようだ。また地元産の野菜や手作りグッズなども売られていた。
 それにしてもあれだけのビンや蝋燭を集め、並べ、灯を燈すだけでも並大抵の作業ではない。地元民や女子美大の一致協力ぶりが良く伺えた。
過疎の村でもこれだけのイベントが出来る。まさに村おこしといってよいだろう。来年も期待して帰途に着いた。

 写真1:谷根川に浮かぶ灯り
    2:つるしたペットボトルの中で怪しく揺れる蝋燭の炎
    3:川の上の木からつるされたペットボトルの灯り
    4:土手や竹薮の中でも灯りは燈されている
    5:道路上でもデザインされて並べられている
    6:まるで豪華なシャンデリアの様